友人が行くことになっていた、海底ツアーだか探査をできなくなったから代わりに行くことになり。
海底70メートルまで降りなければいけないのだけど酸素ボンベとか渡されなくて。
これ大丈夫なのって聞くけど、何も問題ないからってほっぽりだされた。
海水は透明度が高くて深いところまで見透せる。
私あまり深いところまで潜るのは好きじゃないのだけど、覚悟を決めてはしごを降りていく。
だけどそれも十数メートルしかなくて、下までは泳いでいかなければいけなくなる。
すぐ砂に足がついて、体感では25メートルくらい。
蒼色だけど見通しは良くて、外の光が反射してすごく綺麗だった。
何もつけていないから息が上がったらどうしよう、一気に70メートル上がって潜水病にならないのかしら、とかっていう現実的な心配してた。
けど、意識を変化させたら別の呼吸を思い出して?息苦しさがなくなった。
(夢の中ではありがち)
呼吸の問題がなくなって、歩きながら岩とか生き物を見ている。水もきらきらしていて、癒やされる。
色々見て回ってると、他の存在に気がつく。
私の他にも歩いている人がいる。
だけど私たちとは違う種類。人型だけど肌は青っぽくて透明ぽい。
(見た目はたぶんアバターみたいな感じ。観たことがないからよくわからないけれど。服は薄い青の透けるような素材で、金の腕輪や首輪をしていた)
その人たちの生活圏までいつの間にか来ていたみたいだけど、向こうは私のことを全く気にしていない様子で、私も邪魔をしたくないのでただそばから様子を見ている。
そこには別の文明が水中に築かれていて、さっきのきらきらしていたのはここからだったのかも、と思っている。
その人たちは知られているようでもないし、友人が見たかったものでもないようだから特別何かをしようとする気はない。
だけど、懐かしい感じ。
ずっと忘れていたような気がして、この光景は覚えて帰らなくてはと思った。