わが家は

熊日新聞です。

 

新聞離れが多いと聞く

この頃。

 

毎朝届く新聞には、

県民にとって

知りたかったこと

知らなかったこと

など、

 

全国の出来事も

地域の出来事も

 

様々なテーマ毎に

取材された記者さん目線で、

分かりやすく書いてある。

 

 

6月1日付けの

(取材前線)の

地域報道本部・嶋田昇平さん

の記事より。

 

(障害は個性)への道

 

4月に就任した

木村敬熊本県知事は、

生まれつき

左手首から先がない。

 

就任前から取材を続けているが

演説やあいさつで自らの

ハンディキャップについて

隠さず話す姿が印象的だ。

 

 

出馬会見では、

障害を個性と言い切れる

社会の実現のため、

私が先頭に立つ。と強調した。

 

子どもの時、

友達に頼み事をして

断られたことはない。

 

この身体だからこそできる

政策がある。

 

木村知事が語るエピソードに

悲観的なものはあまりない。

 

一方で、当選直後には、

こんな手で

生まれて来なければ

よかった、と

母を泣かせてしまったことも

ある。と

吐露する場面もあった。

 

(個性)では割り切れない、

つらい経験が

にじんだように思えた。

 

 

記者は3年前、

病気治療の影響で

左腕に障害を負った。

以来、

多くの人に

(障害は個性だ)と 

声をかけてもらった。

 

ありがたい一方で、

記者のような障害の場合でも、

健常者の基準に合わせるために

(頑張る)場面は、

どうしても多い。

 

重度の障害がある人なら、

尚更個性では片付けられない

苦労があるだろう。

 

 

4月から

改正障害者差別解消法が施行

され、

民間事業者にも障害者への

(合理的配慮)が

義務付けられた。

 

ただ、近年でも公共交通機関や

飲食店などで利用を断られた

事に疑問を呈した障害者に対し

交流サイト(SNS)などで、

クレーマーと批判する人がいる

 

障害に対する理解が、

社会で十分深まっているとは

言い難い。

 

 

木村知事が掲げる

目標実現の道は険しい。

 

ただ、選挙戦では、

障害のある有権者から

 

木村さんだからこそ

障害は個性と言える社会の

実現を目指してほしい。

との

期待も聞かれたという。

 

 

当事者である知事自身が

熊本から

どう社会を変えていくか、

しっかりと追いかけたい。

 

 

最後までお読みいただき

ありがとうございました。

 

ごきげんよう