日経新聞「春秋」から学ぶ、MOSO はっくしょん! -18ページ目

春秋から学ぶアイディアhacks~12月11日

本日の【春秋から学ぶアイディアhacks】


はじめての人は、以下の記事も参考にして下さい。

はじめに

http://ameblo.jp/sayjin03/entry-10408202760.html

春秋の読み方

http://ameblo.jp/sayjin03/entry-10408211194.html

アイディアの生まれ方

http://ameblo.jp/sayjin03/entry-10408224079.html



ポイントは、4つ。

①書き出しのキーワードを探す

②最後のキーワードが何になるのか考える

③最後のキーワードを探す

④読み終わった後に、春秋に題をつける。


それでは、読んでみて下さい。

<12月11日の春秋です>


▼世のできごとが、あまりなじみのなかった英単語を有名にすることがある。去年の経済危機はグリード(greed・強欲)を知らしめた。最近目にして覚えたのがミナレット(minaret)。イスラム教寺院に付属する尖塔(せんとう)を指す言葉だ。

▼「今後ミナレットの建設を禁じる」。何とも乱暴な憲法改正案をスイスが国民投票で可決した。先月末の話だが、憤りまじりの「なぜ」の思いが収まらない。 イスラム系住民が増えることへの不安を右派政党があおり、「ミナレットは国のイスラム化の象徴」と訴えたというが、かくも簡単に人はなびくのか、と。

▼スイスは国民投票がおはこだ。欧州連合(EU)に入らぬと決めたのも、7年前にやっと国連に加盟したのも、国民投票の末だった。なるほど、民主主義の原 点ともいえる仕組みを持ち、欧州のへそにある中立国のバランス感覚だと思えた。それが、今回ばかりはいささか非寛容な、らしからぬ結論を出したものだ。

▼フランスの作家アンドレ・マルローは、何十年も前に「21世紀は宗教の世紀になるか、あるいはないかだ」と予言したそうだ。なればこそ、かつて宗教戦争 を引き起こした狂信や排他を捨てる。それが知恵だろう。それにしても、メディアは何の役割も果たせなかったのか。もう一つの、気になる「なぜ」である。

さて、整理してみましょう。


(1)最初のキーワード:なじみのない英単語

(2)最後のキーワード:メディア


本日は,なじみのない単語から,イスラムの話に持っていき21世紀の世界の姿を考えさせる内容となっている。と同時に,メディアへの痛烈な批判へつなげている。


 

ここで、得られる知識は、


①なじみのない単語が,世の中の出来事によって有名になる。

②greedは強欲。

③最近,minaretという言葉をよく目にする。

④ミナレットは,イスラム協会の尖塔のこと。

⑤スイスの国民投票で「イスラムのミナレットを禁止する」という法案が通った。

⑥なぜなのか?イスラム増加に対する危機感というけど,国民はそんなにすぐになみくのか?

⑦スイスは,EU加盟や国連加盟の国民投票では,バランスよい決断を下していた。

⑧今回は,ちょっとバランスに欠けているのではないか?

⑨アンドレ・マルローは,21世紀は宗教の世紀 または宗教じゃない世紀 だといった。

⑩宗教戦争を引き起こした排他性。他宗教を排除するべきではない。

⑪この国民投票のとき,メディアは一体何を考えていたのか?不思議だ。


ということ。



21世紀は何の世紀になるのかわからないけど,戦争の世紀だけはしたくない。

戦争は世界各地で行われている。目に見えない戦争も世界各地で行われている。

戦争のない世紀にするためにも,第二次世界大戦で負けてしまった日本は,道筋を作っていくべきだと思う。

先進国の中で,唯一核爆弾を持っていない国 という立場から,世界平和を訴えていくことが大切だと思う。そのために,今,私に出来ることは何だろうか?



こうやって、春秋を読んだ後に、春秋に題を作ってみると更に面白い。

「21世紀を考える英単語」



春秋から学ぶアイディアhacks~12月10日


本日の【春秋から学ぶアイディアhacks】


はじめての人は、以下の記事も参考にして下さい。

はじめに

http://ameblo.jp/sayjin03/entry-10408202760.html

春秋の読み方

http://ameblo.jp/sayjin03/entry-10408211194.html

アイディアの生まれ方

http://ameblo.jp/sayjin03/entry-10408224079.html



ポイントは、4つ。

①書き出しのキーワードを探す

②最後のキーワードが何になるのか考える

③最後のキーワードを探す

④読み終わった後に、春秋に題をつける。


それでは、読んでみて下さい。

<12月10日の春秋です>


▼ 「略」というのは不思議な文字だ。策略や略取のように「はかりごと」を指すかと思えば省略だ略歴だと「はぶく」の意味でも盛んに使われる。刑事事件では面倒な審理を一切はぶくのが略式起訴だから、ときに運命を分ける略の字だ。

▼西松建設による一連の献金問題は、はかりごとを表す略の字でいろいろ表せよう。ところが東京地検は二階俊博・前経済産業相の政策秘書の処分のほうも略で 済ませた。ただちに略式命令が出て一件落着である。似かよった構図のなかで、民主党の小沢一郎幹事長の秘書を逮捕したときの勢いはどうしたのだろう。

▼これではいささか均衡を欠く。という声をおもんぱかってかどうか、検察は鳩山由紀夫首相をめぐる献金疑惑でもことを荒立てない方針らしい。巨額の「子ど も手当」を渡していたというご母堂からも、首相本人からも事情聴取などはしないという。どれもこれもこんなに捜査を略すのが検察の伝統ではあるまい。

▼小沢氏の秘書逮捕を世間からさまざまに論じられて以来、揺れる政局も気にして腰が据わらないのだろうか。こんどの始末が、あちこちの疑惑追及を手控える ための計略だと言われないよう願いたい。略式起訴といえば金丸信・元自民党副総裁の事件を思い出す。検察へのごうごうたる非難を招いた「略」だった。

さて、整理してみましょう。


(1)最初のキーワード:「略」という漢字

(2)最後のキーワード:検察


本日は,「略」という漢字から出発して,政治のあり方・権力のあり方へと話を展開させている。


 

ここで、得られる知識は、


①「略」という字は,2つの意味がある。

②1つは,「はかりごと」 もう1つは,「はぶく」

③略式起訴は,面倒な審理を省く刑事裁判のあり方

④西松建設の事件では,略式命令であっという間に終わった。

⑤民主党の小沢一郎の秘書を逮捕したときとは大違い。

⑥「バランスが悪い」という批判に対して,鳩山由紀夫の献金疑惑では事を荒立てない。

⑦検察はこんなに略式を使ってよいのか?

⑧この方式によって,様々な汚職に対して控えめになるようにはならないでほしい


ということ。


検察は,行政機関でありながら,司法的な役割を担っている。

司法の役割には,行政を監視することも含まれているはず。

それが,「略」によって,監視が緩んでしまっては元も子もない。


と思う。


政治家とは,日本の教育の中で,勝ち抜いてきた人であるエリート集団である。

もし,このまま日本国家が悪いほうへと舵を切っていくなら,

ゆとり教育ではなく,日本の教育自体がもともとよくなかったのではないか。

とも思う。



こうやって、春秋を読んだ後に、春秋に題を作ってみると更に面白い。


「略して,楽する検察庁」




春秋から学ぶアイディアhacks~12月9日

それでは、本日から【春秋から学ぶアイディアhacks】をはじめていく。


はじめての人は、以下の記事も参考にして下さい。

はじめに

http://ameblo.jp/sayjin03/entry-10408202760.html

春秋の読み方

http://ameblo.jp/sayjin03/entry-10408211194.html

アイディアの生まれ方

http://ameblo.jp/sayjin03/entry-10408224079.html



ポイントは、3つ。

①書き出しのキーワードを探す

②最後のキーワードが何になるのか考える

③最後のキーワードを探す

④読み終わった後に、春秋に題をつける。


それでは、読んでみて下さい。

<12月9日の春秋です>


▼米騒動と新幹線。おかしな組み合わせだが、両者には浅からぬ因縁がある。そんな話をさいたま市の鉄道博物館で知った。東海道新幹線最初の営業用車両「0(ゼロ)系」の展示に合わせ、この博物館がまとめた資料が教える鉄道史の一こまだ。

▼時は大正の半ば。日本の鉄道を狭軌から広軌に造り直す計画が実現目前だった。そこへ起きたのが米騒動だ。寺内正毅内閣は倒れ、すべては中止に。欧米に大きく後れを取ったのだが技術陣はかえって発奮し、まったく新しい発想で広軌の高速鉄道を別に造る大事業を生んだという。まさに起死回生の物語である。

▼そのシンカンセンを海外に売り込む動きが目立つ。ベトナムやブラジルの高速鉄道計画にJRや車両メーカーの視線は熱く、クルマ社会の米国でも新たな鉄道づくりが進みそうだから大いに商機はあろう。せっかくの技術を国内に眠らせておくことはない。意気消沈の日本を元気づけるわれらが新幹線に違いない。

▼かつて「夢の超特急」と呼ばれ、博物館で余生を送る0系は最高時速210キロだった。それが次第に速度を上げ、JR東海は海外展開をにらんで330キロ運転を検討中という。逆境をはね返し、見事に成功を導いた歴史を秘める新幹線に今ひとたび夢を託してもいい。団子っ鼻の老兵がことのほか頼もしく見える。


さて、整理してみましょう。


(1)最初のキーワード:米騒動と新幹線

(2)最後のキーワード:逆境を跳ね返し、見事に成功


今、不況で、国内でも悪いニュースが沢山流れている。

そんな中でも、日本の強みはまだあるということを米騒動と新幹線を使って書いた。


ここで、得られる知識は、


①さいたま市に鉄道博物館がある。

②東海道新幹線の最初の営業車両は「ゼロ系」という。

③大正時代に、鉄道を広げようという計画があった。

④そのときの首相は、寺内正毅。

⑤大正時代に、米騒動が起きた。

⑥鉄道計画は中止したが、この逆境を跳ね返し、技術を磨いた。

⑦この技術は、現在、海外へ売り込む動きが盛ん。

⑧ベトナムなどの東南アジアだけでなく、車社会のアメリカにも進展。

⑨日本を元気付けられる元になる。

⑩当初210キロだった新幹線は、今330キロの速度へ進む。

⑪この成功した新幹線に夢を託そう。=日本も捨てたものじゃない。


ということである。


米騒動などは、中学校でも出てくる単語である。

この米騒動がきっかけとなって、新幹線が誕生したとは面白い。


今回の題材は、歴史のキーワードをうまく編集して、

過去と現在を結びつけ、そして、未来を生きる私たちに元気を与えるものだと思う。


こうやって、春秋を読んだ後に、春秋に題を作ってみると更に面白い。


「元気の源、新幹線」