自己PRのコツ その2 | 日経新聞「春秋」から学ぶ、MOSO はっくしょん!

自己PRのコツ その2

前回「自己PRを考えるコツ」【http://ameblo.jp/sayjin03/entry-10548730258.html 】にて、

志望動機と自己PRを繋げて書くようにすることが重要だと書きました。

今回は、その具体例として、三鷹市を題材に書いていきます。

1,自分の受けたい役所のHPを検索します。【http://www.city.mitaka.tokyo.jp/

2,全体を何となく見ておきます。

  このとき、自分の興味のある分野が見つかったら、頭の中で「あとで見てみよう」と思ってください。

  私は、「三鷹市施政施行60周年」 と 「市長の部屋」 が気になったのであとで見ます。

3,職員採用ページへ行きます。【http://www.city.mitaka.tokyo.jp/c_categories/index05002002.html

  ここでの目的は、三鷹市の求める人物像を探すことです。

  しかし、私はこのページで、下の方にある

  「こんな質問もあります。最近よくある質問・回答」

  というところが気になりました。

 

  HPに、市民の声が反映されているということが分かります。

4,そこに飛ぶと、「三鷹市の求める人財 」というテーマを見つけます。

5,ちょっと回りくどいですが、HPのトップページから見ていくことで、その自治体のHPの印象などが分かります。インターネットが重要なPRツールとなっている時代なので、各自治体もHPには力を入れています。そのため、面接でも、たまにHPの印象などを聞かれることもあるので、トップページから行くことをお薦めします。

6,三鷹市の求める人材にいくと、「三鷹市人財育成基本方針 」を見るように言われます。

  ズバッと書かないで、このように他のところに飛ばさせるのは、役所っぽい気もしますが、まぁ、ここは飲んでおきます。

これは、PDFファイルになっています。

だいたい役所の政策などはPDFファイルになっています。

このような政策で、見るべきところは、決まっています。

1,はじめに。

2,おわりに。

3,求める人財。

の3点です。

はじめに と おわりに は、その市の特徴やこれからの方向性などがあるので、確実に見るようにしましょう。

この部分を外して、自分の理想だけで書いていくと、面接で落とされる可能性は高くなります。

自分のやりたいことが明確にある人は、やりたいことと方向性が一致するようにアレンジしていくと良いです。

7,実際に「三鷹市人財育成基本方針」を見ます。

1,はじめに を見ると、最初に、「謙虚に学び共に進む「創造的な自治体経営」を目指して」とあります。

これが、三鷹市の求める自治体像(=理想像)です。

そして、三鷹市の大きな特徴として、

「三鷹市には70年代から改革の伝統があります。こうして蓄積された三鷹市における改革のDNAは、数多くの実績とともに、優れた「人財」を生み出してきました。今後は、さらに「創造的な自治体経営」の実現に向けて、とりわけ経営感覚や協働感覚をもった人財育成を目指して取り組みを図る必要があります」

という言葉が出てきました。

志望動機では、この言葉を利用しない手はありません。

2,おわりに  を見ると、

「「高環境」、「高福祉」のまちづくりを市民とともに創っていくことができる」

と書いてあります。三鷹市の言う高環境とは何か?高福祉とは何か?を考えていくことが重要になります。

3,求める人財  を見ると、4つのポイントが書いてあります。

① 仕事への気概

 →使命感と積極性を有し、強いリーダーシップを兼ね備えた職員
② 改革・改善への気概

 →時代の変化を敏感に感じ、常に創意・工夫をもって組織の効率化と

   業務の品質向上をめざし貢献する職員
③ 自己啓発への気概

 →高い専門知識とスキルを身につけるとともに、バランスのとれた組織経営感覚と広い視野を有する職員
④ 市民満足度向上への気概

 →市民の声に謙虚に耳を傾け、市民から協働のパートナーとして信頼を得られる職員

この4つのポイントの中で、自分の過去の経験からPRできそうなことは何か探して選びます。

また、もし経験がなければ、今から三鷹市の試験までにPRできそうな部分を探して、実際自分で実行します。

私の場合は、②を選びます。改革・改善への気概です。

8,実際に簡単にまとめてみます。

①志望動機

  ○三鷹市は改革の市。住民の意見を取り入れようとしている市。そこに魅力を感じる。

  ○三鷹市に入って、市民とともに学び合い、実践し合える地域作りをしたい。

  ○具体的にやりたいこと

②自己PR

  ○私は、1つのことを取り組む際に工夫をします。(求める人財②に対応)

   学生時代ミスタードーナツでバイトをしていました。

   私のいた店では、レシートのいらないお客がレシートを捨てる小さいゴミ箱がありませんでした。

   ショップリーダーに提案し、ミスタードーナツのドーナツを入れる箱をゴミ箱代わりにしました。

   ただ単に置くのも味気ないので、オシャレに見えるような柄をお客がみえる側に配置しました。

9,自己PRは内容よりも、志望動機・やりたいこと と それを行う能力がある ということが一致していることが重要になります。

とてもおおざっぱに書きましたが、これを参考に少しでも自己PRが前に進む人が増えたら良いなと思います。

今、上級試験を受けている人はとてもぴりぴりしていると思いますが、規則正しい生活を心がけて、目標に向かっていってほしいと思います。