15回目 試験勉強で磨かれる能力 その7 論述試験編 | 日経新聞「春秋」から学ぶ、MOSO はっくしょん!

15回目 試験勉強で磨かれる能力 その7 論述試験編

ようやく続きを書くことが出来る。
昨日、国家公務員Ⅰ種の結果が出た。
俺の友達は、68点で合格していた。
でも、学校の学生は、60点以上とっていたやつも不合格。
今年は、結構レベルが高くなっているのかも。

国家公務員Ⅱ種に向けて、意識すべきこと。

基本論点は落とさない。
素直な問題は、しっかり点数にできるようにする。
その差が、今年は出てくると思う。
きっと国家公務員Ⅱ種もレベルが高くなっていくと思う。

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さて、前回の続き。

論文試験で磨かれる能力

(4)自分を他人として見る能力
自分が書いた文章を読み直す。
その際、全く別の人が書いた文章だと考えて読み直す。

考えるポイント1つ。
『分かりやすい文章か?』

小学6年生が読んでも分かるような文章なら、
わかりやすい文章だ!

具体的な読み方は、
(1)各段落の最初の文だけを読む。
⇒各段落に何が書いてあるかわかれば、OK
(2)1つの文に、1つだけ内容が書いてある。
⇒1文1内容じゃなかったら、NG

これだけでOK。

以下は、読み方の解説だよ!!

問題:少子高齢化の現状と問題点、解決策を書け!

解答例:
 現在の日本では、合計特殊出生率が1.36%である。
そして、65歳以上の高齢者の割合が、20%を越える。
 この中で、少子高齢化の問題点は、2つある。
1つ目は、労働人口が減少することで、経済が停滞することである。
2つ目は、高齢者が増加することで、社会保障費が増えることである。
 この問題に対して、解決策は2つある。
 1つ目は、労働人口の定義を変えることである。
現在、労働人口は、15歳以上65歳未満となっている。
これを15歳以上75歳未満とするのだ。
それによって、労働人口が増え、経済の停滞も防げる。
また、高齢者と若年者との交流が生まれ、
技術の世代間移転が可能となり、経済が活性化する。
 2つ目は、在宅ワークを制度化することである。
高齢者の労働人口を増やす際に懸念事項がある。
それは、体が不自由になりやすいということである。
通勤・仕事中などいつ体調が悪くなるか分からない。
それを回避するために、在宅ワークを企業が取り入れるように
働きかけるのである。
 インターネット技術の向上により、遠距離操作も簡単になった。
TPOに応じた働き方を創出することが出来れば、
現役高齢者が増え、社会保障費の増大は抑えられる。
 以上を行う際に、一番重要なことは、行政の効果的なPR活動である。
制度の存在と支持を呼びかけるため、国民に周知徹底させることが大切となる。


読み直す
(1)各段落の最初の文を読む。
 現在の日本では、合計特殊出生率が1.36%である。
 この中で、少子高齢化の問題点は、2つある。
 1つ目は、労働人口が減少することで、経済が停滞することである。
 2つ目は、高齢者が増加することで、社会保障費が増えることである。
 この問題に対して、解決策は2つある。
 1つ目は、労働人口の定義を変えることである。
 2つ目は、在宅ワークを制度化することである。
 インターネット技術の向上により、遠距離操作も簡単になった。
 以上を行う際に、一番重要なことは、行政の効果的なPR活動である。

(2)一文一内容が原則に書いてある。(もちろん、違うときもあるが・・・。)

こうやって、自分の書いた文章を
他人が書いた文章として
読み返すことが出来れば、

ものごとを客観的に見ることが出来る。
そして、論理的に考えることができるようになる。