長女の命日、2021年12月7日。
もうすぐその日が近づいています。
いや、もう随分前から、この日をどうしようかと悩んでいました。
普通ならば3回忌。
去年の一周忌と同じように、お坊さんに来てもらい供養をすべきなのだろうと思っていたこともありましたが
日々を過ごし、時が過ぎる中で
家族との今の幸せと
その中にも長女はそばにいてくれているはずで
特別にその命日の日に供養をするということにこだわりがなくなりました。
それに、小学生の次女は、法要という行いに、あの日、通夜や葬儀の場面を思い出すようで、わざわざそこを思い出させたくないという気持ちが一番私の中にあります。
主人自身は、3回忌をすることに全くこだわりはないし、もともと無宗教だし、それをしなくてもいつも長女を想ってるからねと話してくれた。でも、やるかどうかは私に委ねると言ってくれた。私の気持ちを一番にと。
私も、はじめは3回忌を「しなければならない」という常識に捉われていたけど、自分の本当の気持ちは、わざわざお坊さんを呼んでやるということにはあまり心が向かないし、何より次女に思い出させたくない気持ちだと伝えました。
私たち家族の形。3回忌はしないこととしました。
3歳の三女は、家族の中でも私の次にお仏壇に手を合わせに行きます。おりんを鳴らして遊びたいというのが一番みたいですがそれでも、長女の近くに行ってくれるのは嬉しい。
今日、その三女が普段のようにお仏壇のところに行って、一言。「あーあ、○○(長女の名前)ちゃんに会いたいなぁ」と言ったのです。
死ぬということがなんなのか、わかってないとは思いますが、会えない人なのだということはわかるのでしょう。そして、仏壇の横に飾っている長女のバレーボールを持って、遊んでいました
それを見て次女は、「それ、ねーねが使ってた大切なボールだからね、大切にしてね。」と三女に声かけてました。
そんな会話を私は夕飯を作りながら聞けるという幸せ。
みんな、もちろん、長女のこと忘れてない。
みんなそれぞれ想っている。
それでいいと思う。それが一番だと思う。