夢を追う長女の仲間のお話。
あのあと、約1年ぶりにその方のお母さんにLINEしてみました。今でもバレー頑張ってることに力を貰ったし、娘の想いを乗せさせてもらってると。
すると返信あり。
連絡ありがとうってこの前ちょうど、我が家のみんな元気にしてるかなと話をしてたと言ってくれて。
あぁ、忘れられてなかった。覚えてくれてる人がいたって感覚になりました。
その時ふと感じたことがあります。
「思い出は生きている」
鮮明に蘇る生前の長女のバレーに打ち込む姿
久しぶりに、試合のDVDを観てみました。
スラムダンクのリョータのお母さんみたいだななんて思いながら。
そこにはやはり、かっこよすぎる長女がいて。
大きな声出して、一人でトータル6試合、全部スパイクして。最後は残暑の暑さの中、意識朦朧としながらも諦めずに声出して。
めちゃくちゃ頑張ってた
私、何やってんだ‼︎
長女の最期の姿ばかり思い返すばかりで、でも、そんなことじゃない。こんなに必死に生きてた。だからこそ、ここまで120%の気力を使って身体を使って生きた経験をしたからこそ。
生きてても、生きてない。
そんなことを感じる日々が最期の方はあったのかもしれない。
だけど!やっぱりこの輝いてる時の長女が私は大好きなんだ
一人ゆっくり、仏前に手を合わせながら、
たくさん遺影の長女に語りかけた。
仲間のことを報告した。謝った。あなたにもやりたいことだけさせてあげたかったと。
ワンワン久しぶりに泣いた。ここ一年、ここまで泣いてない。
私の奥底に、何十枚もの蓋の下に埋もれている感情がブァーっと出てきた感覚。
仏壇の蝋燭の火がメラメラと揺れている。
きっと長女は今そばにいて、私の背中をさすってくれているような、そんな気がしました
チームメイトの子は、高校が決まったら報告に行きたいと話してくれてたそうです。すごく嬉しかった長女を忘れずに思ってくれてた。
なんだか一歩、進めそうな気がします。