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できること。
1.自らの意思で、すべてを絶つこと。
2.彼が絶つのを待つこと。
3.絶たないでと求めること。
本当は1。
愛しているなら、離すこと。
でもできない。
待つ時間がこんなにも苦しくても、
幸福な時間はもうきっと訪れないと分かっていても、
「もしかしたらもう一時間だけでも」という望みがあるうちは、
きっとできない。
一時間一緒にいられる幸福>途切れない苦しみと哀しみ
この図式は、完璧に成立している。
ココロが欲しているのは、多分、3。
離したくない。
私が嫌いになるまで側にいてほしい。
でも、彼を不幸にする。
私を愛し続けることは、彼の不幸だろう。
分かりきっている。
誤魔化し続けたけれど、
私を愛していても、彼は苦しいだけだ。
1もできない。
3もできない。
2しかない。
悩むな。
今悩むな。
今苦しむな。
いずれ、苦しむときがくる。
今はただ待つことしかできない。
宣告を受け取ったあとに、
死ぬほど苦しめばいい。
今から苦しんでも、
何も起こらない。
今は、何も考えるな。
考えるくらいなら、
記憶を。愛そう。
一緒にいた時間を、
一緒にいるかもしれない時間を、
想おう。
same
拷問のようでも、
ひどい仕打ちだと嘆いても、
これが、ずっと昔、
私が彼らに強いたこと。
一方的な終わり。
先へは続かない逢瀬。
新宿での夜、彼は何を思っていただろう。
別れた後、あの街とこの街との間で、
どれだけ、苦しんだことだろう。
そして私は、また同じことを強いている。
今度こそ、私自身の自分勝手な欲望に従って。
だから、これ以上求めてはいけない。
彼が回復していくのを、
道を選ぶのを、見守ろう。
私が味わっている苦しみや哀しみなど、
彼らが味わったものに比べたら、
ほんの些細なものだから。
そうだろうか?
彼が側にいる未来をこんなにも思い描く。
ともに過ごすくだらない行事を愛しく想う。
それでも、もう選択肢はひとつ。
今持っているものを失えない。
たくさんの人に哀しい想いもさせたくない。
自分自身に、勇気もない。
それが、私が出す答だ。
求めるな。
ただ、待つこと。
彼が離れていく様を眺めよう。
それが、唯一、私がしてあげられること。
血を流しながらでも、見守ろう。
涙を流すのは、それからでいい。
いつか、きっと、また戻る。
友達だったから。
感傷の中へ戻ろう
見知らぬ人を恨むことで
悲劇のヒロインぶることで
彼を離すことができるのなら、
わたしはそれを受け入れよう。
「その人の意見を恨むなんて逆恨みだよ」
「ヒロインぶってんなよ」
そのどちらの台詞をも甘んじて受け入れよう。
そうでもしなければ、
愛以外の何かの力を借りなければ
とてもじゃないけれど彼を失えない。
箱の中身など見えない。
パッケージに「good bye」が書かれていればそれでいい。
どんな動機であろうと、どんな醜い心になろうと、
彼に見せる部分に、簡潔に美しく「さよなら」と
書いてあれば、それだけでいい。
彼の笑顔を想おう。
彼の、美味しそうにものを食べる顔を想おう。
彼の、私を見下ろしたときの顔を想おう。
大好きと言ってくれるときの顔を想おう。
誰か、他の人にそれを見せるときを願おう。
願って、涙を流す自分を赦そう。
そこまで、強くなれない。
汚くても、彼のためという意識を際立たせて、
彼のための決断と思わなければ
自分を律せない。
PCの画面越しに彼に触れよう。
記憶には、その手触りが残っているから。
また、彼のいない現実に戻っていくだけ。
脳の中にあるもうひとつの世界で、
私は彼に触れて、大好きと告げて、
一緒に生きよう。
かれるまで、ストックがなくなるまで
涙を流し続けよう。
流した分だけ、きっと覚悟ができていくから。
覚悟
一緒にいても、彼が苦しくないわけがないのだろう。
「彼の気持ちは彼にしかわからない」なんて、ただの言い訳。
誰だって、苦しい、自分のものではない誰かを愛し続けるなんて。
その身体もその髪もその声も、やがて違う人のところに帰っていくものを。
それでも、愛しければ、手を伸ばすに決まってる。
自分には帰る場所がある。
待っていてくれる人もいる。
だから、強くならなければいけないのは私なの。
分かってるのに、分かってるのに、会いたい。
自分でも気づいてるんだよね。
これが、ただのエゴでしかないことを。
「欲望」でしかないことを。
「欲望」と「愛」は似ている?
「欲望」なら我慢しなくてはいけなくて、
「愛」なら我慢しなくていい?
ある意味では…。
ならばこれは、何を欲した「欲望」なの?
彼自身を欲しているのではなくて?
寝ること?
抱かれたいだけ?
でも、彼以外の誰にも抱かれたくない。
彼にしか抱かれたくなかった、会わないでいたこの二年の間ずっと。
彼の頬に、唇が痛くなるまでくちづけしていたい。
彼の頬にしかしたくない。
ずっと、彼が幸せに生きることを望んでた。
それでも、これは「愛」じゃない?
これは「欲望」なの?「愛」なの?
これだけ考えても、涙を流しても、離したくない。
でも、彼だってひとりの「人間」なんだよ。
哀しんで、苦しんで、人を愛して、家族から愛されて、
犬のお散歩をして、お仕事をして、あそこで生きてる。
苦しめちゃダメだ。
自分の欲望を優先して、彼を苦しめないで。
きっと彼の方が苦しい。
私は?
私の感情は「真剣」とラベルを貼った「遊び」?
自信がないから、迷うの?
涙も、証拠にはならない?
違う、私の感情など何がどうだって構わないんだよね。
彼が、ちゃんと心と涙を持って生きている彼が、
どう感じてどう生きていくかだよね。
強くならなければ。
自分を律しなければ。
次にメールを読むときは、「離れる覚悟」ができたとき。
もしくは、理性も罪悪感も全部燃やして、
責めらても苦しんでも傷つけても、そしてずるくなった自分を呪ってでも
「離れない覚悟」を決めたとき。
そのときは、もう、泣いてはいけないんだ。
