のんたんきが退場してからどれくらい経ったであろうか。やっと名前が呼ばれたのんたんこ。
ナースからまず最初の問診を色々受ける。
ナースはのんたんきが最初の予約の際に書いていたのんたんこ情報をもとに色々と確認をしていくのだが、これが色々と間違っていた。
特に体重。何を思ったのか、のんたんこの体重より3キロほど軽く申告されていた。なんの見栄を張ったのか、のんたんき。のんたんこが中年太り解消のために踏み台昇降箱を買ったのを忘れたのか。
それが終わると次は、検査。
前回のレトロ医院と違って、そして10年も経っているので、色々デジタル化されておる。
まず受付はこっちの機械に診察券をピッと通して、ついでにこっちの機械にもピッとすると、事前に登録してある口座から診察代が引き落とされるので会計を待たなくていいです、で、まずはあの機械で血圧測って、体重測って、出てきた紙は診察室で渡して、次は検査室の前にある機械にピッとすると名前のシールが貼られたコップが出てくるから、横のトイレでお小水取って、血液検査って言われたら検査室の中にある機械にピッとして・・・
ピッとすることだらけで既に四十路ののんたんこの頭は大混乱だ。
そこからまたしばーーーーらくして、ようやく診察室に呼ばれた。
当初、のんたんきは問診票にて「女性医師」を指定していた。
が、その病院には非常に厳格な指導で有名な女性医師がいると聞いていた。
四十路で色々問題ありそうなのに、さらに言葉攻めにされるなんてガクブル、と思ったのんたんこは、改めて希望を聞かれたときに「女性でも男性でも構いません」と答えていた。
誰でもいいから優しい先生を、とまでは言わないのが木綿豆腐メンタルののんたんこである。
有名な先生だったらそれはそれでご縁だし・・・、と思いながら診察室に入ると、そこには厳しそうな女性医師・・・ではなく、いきなりレトロな感じの内診台が佇んでいた。
内診台というと、なんと表現したらいいか、上に持ち上がってお尻の部分が外れる、足まで一体型の、電動マッサージチェアっぽいと言えなくもない例のアレを想像するだろう。
10年前のレトロ医院ですらそうだった。
だが、そこに佇んでいたのは、真っ平らな台と、ザ・金物な感じの、支柱の上に足を乗せる部分がついた「足乗せ棒?」だった。つまり、足を乗せるところが別になってるのである。
え・・・、これで内診ってなんか苦しそう・・・。
そう思っていると、「のんたんこさん、お待たせしました〜」と現れたのは厳しそうなお姉さま!ではなく、さかなくんボイスの、なよ・・・いや、シュッとした男性医師であった!!のんびりと穏やかなお公家様のような話し方から、あんまり厳しそうな事は言われなさそうだな!とのんたんこは心底安心した。
ちなみに、この人選に特に異議もなかったので、のんたんきに男性医師が担当になった事を報告もしていなかったのだが、後にその事が発覚し、のんたんきは「女性の先生指定しておいたのになんで男の先生なんだよ!」となんだかご立腹だった。愛されているわね、のんたんこ。だけど、性差別だぞ、のんたんき。ふふふ。
で、さかな先生(のんたんこ命名)、色々と診察したり、問診したりしていく。
のんたーんが生まれるとき、分娩台に登ってからあっという間に生まれてしまって、医師が間に合わなかったから、次回は必ずその事を伝えなさいとなんども言われた事を伝える。
と「高齢ですし、後半になるとだんだん羊水も質が落ちてきちゃったりするんで、ちょっと早めに出しましょうか」とのこと。さかなくんボイスではっきり言ってくれるやんけ、先生。
というわけで、四十路が起こした奇跡の子ミラクルミーたん(のんたんこ命名)は当初の予定より1週間早く計画分娩で生まれることとなった。
※最終月経もうろ覚え、仕込みもうろ覚えなため、そもそも当初の予定日があってるのかどうなのか、相当心配なのんたんこであった。
で、さっきやたらいろんな機械をピッとする事を説明されて大混乱の状態で測った血圧に目を落としたさかな先生から、「血圧高めなので、生活指導を受けていってくださいね」とさかなくんボイスで宣告される。高齢ですし、血圧高いままだと分娩時に大出血起こしてしまう心配があるのでね、と。またまたはっきり言ってくれるやんけ。
今まで血圧で引っかかったことなんてないからなんかの間違いでしょ!とうっすらプンスカしつつ、診察室を出て、お次は採血に向かった。
が、もうこの時点でお腹ペコペコ。お昼ちょっと前の予約だったこともあるが、のんたんこは妊娠するととてもお腹が減るのだ。お腹が空いたまま血も取られたので、のんたんこの生存本能が警報発令!採血終えると目の前が真っ白になり始め、結局車椅子で再び待合室まで運ばれた。
そこから再びしばーーーらく待って、生活指導に呼ばれた。
普段の食事の傾向をヒアリングされ、どうやって塩分をカットするか、どうしたら食べ過ぎを防げるか、を色々聞いたのだが、もう!お腹が空きすぎ!食事の指導とかされたくない!ラーメン食べたい!!という心の声が大きすぎてなかなか頭に入らぬのんたんこ。
後にこのツケがまわってくるとも知らず・・・。
まあ、とりあえず、血圧高めと言われたものの、ミラクルミーたんは元気そうだし、順調な滑り出し。
お腹すいた〜と言いながら、4時間の長丁場となった初回の診察を終えて、のんたんこは無事帰路に着いたのであった。