14歳で心を捨て自分も捨てた
17歳の高校生だった私は
当時の彼の友人達にまわされた
ちょうど生理の日だった
彼の家で飲んでて気付いたら
誰かが私の上に乗っかってた
綺麗な月明かり
きっと一生忘れないだろう
意識はあるのに
体は全く動かなかった
声すらならず涙ながれた
人形だった
変わるがわる私の上を通り過ぎ
終わると彼に「サンキューな」と言った
誰かが言った
そんなのはもうどうでもよかった
彼が戻ってきて
意識ないと思ってる私を
抱きしめ「ゴメン‥」と泣いていた
そして彼は私の上に乗っかってきた
「ゴメン」といいながら
私の中で果てた
私の中で何かがキレた
朝になり冷静に
セーラーに袖通した
そして私はまた自分を捨てた
心を捨てた
ただいつも笑ってた
こんなもんだよ
そう思ったら笑えた
涙はもうでなかった
泣ければよかったのかもしれない
「どうして?」
彼を責めてたら
何か違ったのかな
なんて考えても
もう今更変わらない