姫が受ける治療は、R-CHOP療法といって、多剤併用化学療法です。


名前だけ見ると、ラムチョップ🥩みたいで美味しそうなのですが…。


姫の場合、薬の投与は、PICCからだけではなく、骨転移もあるので、脊髄腔から薬を入れる髄注も必要で、聞くだけで痛々しい治療が待っています。


緩和ケアチームの、治療プランには、姫が要望として、痛いのは嫌だと伝えていたので、姫の苦痛が最小限で済むようにと、痛みのある治療の時は、鎮静をかけて眠らせて下さることになりました。


でも、背骨の間に針を刺すなんて、聞いただけでも怖いはず😱

だから姫には、眠ってる間に、お薬を入れてもらう治療だよとだけ伝えました。


『治療後に背中が痛いと本人から言わない限りは、背骨の痛みをあえて確認するような質問はしない』


という事で、スタッフにも統一してもらいました。





治療は、病理結果を伺った翌日の7月25日からスタートしました。


それも、髄注からのスタート。


病棟の処置室で実施されるのですが、たくさんの医師に囲まれ、心電図等のモニター音が鳴る中で、処置台に寝かされたので、何をされるのか不安になったのか、怖いと言いながら泣き出しました。


そんなの、大人だって怖いと思います。


だから、姫が眠くなるまで、ずっと傍について、頭を撫で、しっかり寝入るのを確認してから、処置室の外に出ました。


待ってある間、抗がん剤治療が初めてという事もあり、私もかなり緊張してしまい


処置室から泣き声が聞こえてきたらどうしようか

もし、何かトラブルがあったらどうしようか

スタッフがバタバタ慌てて出入りしたらどうしようか


と、良からぬ事ばかり考えてしまって

先生方を信用していても、不安は尽きませんでした。




ところが、20分経ったか経たないかで

『終わったよ〜。姫ちゃん、グッスリ眠ってて、一度も起きなかったよ。』


と、あっさり終わりを告げる報告が。

何だか、拍子抜けでした。


お部屋に戻ってから、姫は、何事もなかったかのように、その後もスヤスヤ夢の中。

その傍で、次から次に抗がん剤がPICCから投与されていましたが、本人は爆睡していました。


目が覚めても、特に何かあったのでしょうか?


という感じで、嘔気もなく

副作用の心配も、余計な心配に終わってしまいました。