耳をすませばとか、中高世代の映画やドラマをみていると、長く女子校にいたことを本気で後悔してしまう。
別に恋をしたかったわけじゃない。いつか終わるだろう若い思いに時間を割きたくないし。
なんなんだろうね。
自分で選んだ事じゃなかったから特に?
親の希望。親の期待。親のお金。
もう足が動かなくって、玄関のまえで泣いていた私を叱ったのはあの母親。
1日くらい、塾を休んだっていいじゃない。
塾に行ってるから、勉強ができるから、自分たちと違うからといじめられたのに放置したのは両親。
その8年後に、クラスの新興宗教女の被害を受けて、大学は対応してくれなくって、親に相談して、助けてくれなくて、毎日泣いていて、痩せて、食べられなくて、辛かった。
重い腰をあげたのは、被害を受け初めてから3ヶ月後。
今も、食欲なくなったり。ほとんど食べなくてもお腹空かないけど、回数減らすと栄養溜め込んで太るから。反対に食べ過ぎて胃が痛くなったり。だって、わさびが沁みる胃なんだよ。笑えるよ。
もうどうしようもない。
もう戻らないよ。昇華できない恐怖や苦痛。もう自分では消せない。
今更信じられない。今更話すはずない。親への思いは、もう10年も凍ったまま。溶けない。
いいの。どうせ誰も助けてくれないの。
妹も同じ部屋なのに泣いてても無視。誰にも助けてと言えなかった私がいけない?
もう要らないから近づいてこないで。ひとりで立てる。
何年も終わらないループ。ここから抜け出すにはどうすればいい。
人間には縋らない。信仰には溺れない。思想には酔わない。
でも、寄る辺のないことって、そんなにいいもの?