5月のコンサート、終わりました。
ご来場くださった皆様、ありがとうございました!
プログラムや内容を楽しんでいただけたようで、安心しました。またやってほしい、とか、知ってる曲がやっぱり聴き馴染みがあってよかったとか、いろいろな感想をいただけました。
ですが、私がずっと気にかけていた曲が、やっぱりうまくいきませんでした。
誰が聴いても、調子が良くないことがわかった演奏だったと思います。悔しかったです。
本番までのメンタルの状態もあまり良くなく、曲に集中するのが難しくなっていました。
でもそれはお客様にとっては関係ない話で、私がなんとかしなければならないことでした。
今は1番に、演奏を乗り越えるメンタルを強化しなければと思いますが、いざとなったときの緊張感も最近はすごく感じてしまうので、
練習の仕方も問題があるのかな、と思い、基礎練習の強化と、集中力を保つ方法を試行錯誤しています。
考えることも多い性格なので、練習だけに集中することが難しいようですが、少しでも集中できるように努めたいと思います。
自分はどうしてヴァイオリンを弾いているのか?時間に追われて練習する意味はなんだろう?出かけることを我慢して、その時間や金銭を練習やレッスンに費やす意味はなんだろう?と考えていました。
準備をしてもうまくいかないこともあるのに、何が良くて弾いているのか?とまで思いました。
それで自分の心に良い影響があるのか、ないのか。
こんな心で弾いていては、お客様にも失礼なお話です。
ストレスになっていてはいけないと思い、
演奏することを辞めた方がいいかな、と思ったりしました。
でも、やっぱり、辞めるという選択肢はありませんでした。
そして
もう少し弾けていた頃と同じように弾くことは難しくても、私にできる演奏方法はあるのではないかというところに辿り着きました。
自分の今の演奏を認めて私に合った場所で私に合った曲を弾く。
これでいいのかな?と。
難しい曲を弾くだけがすごい演奏家ではないと思っています。
聴き馴染みの曲をゆったり聴きたい方もいます。
ひっそりとで良いので、自分にできる活動を、できる範囲で。
人と比べたらキリがなく、もちろん30代、40代になっても活躍している奏者はたくさんいます。
それぞれ生活環境も違うし、何が今、自分にとって1番大切か。
それは若い頃と変わったところもありますが
同じようにヴァイオリンが好きです。
次の演奏の機会には、もう少し納得できるよう、努めます!
ここまで読んでくださって、ありがとうございます。
お客様の気持ちになって、考えて練習、準備をしたいと思います。