さぁ、どんどんぃきますょおー!!( ´艸`)


 『心配』


7月の日差しが容赦なく街を照りつける

俺はそんな中、女の待つ家に向かっていた

今日は俺の誕生日であいつん家で祝いのパーティーを開く事になっていた

「失礼 真選組一番隊隊長、沖田総悟殿とお見受けする」

人があまりいない通りにさしかかったとき、後から声をかけられた

「・・・・・・だったら?」

俺はふりむかず言った

次の瞬間、俺の抜刀した刀と後ろの奴の刀は重なった

ぎりぎりと刃が音をたてる

「てめぇら・・・攘夷派の連中か!?」

見れば抜刀してきた男の後ろに十数人の男が刀を構えている

「貴様らの様な税金ばかりをしぼりとる輩に江戸を護られてたまるか!!いけぇッ!!」

その声を合図に後で構えていた奴らも一斉に俺にかかってきた

・・・・ったく、誕生日だってのに・・・・

俺は攘夷派の連中の太刀をかわしながら斬った

連中は目の前で血を噴きながらばたばたと倒れていく

数分もしないうちに連中は片付いた

俺はその場を立ち去ろうとした

「おのれェエ!!よくも同胞を!!」

まだ生き残っていたのか死骸の山から2人飛び出してきた

「!!」

俺が気づいたときにはもう遅く、連中の刀は勢いよく振り下ろされた


「遅い・・・・」

私は壁に掛かっている時計と玄関を交互に見ながら呟いた

そろそろ来てもいいはずの時間なのに・・・・総悟何やってんだろ・・・・

はふ・・・と溜め息が出る

十分、二十分と時間が過ぎていった

「・・・もしかして何かあったんじゃ・・・」

心配になってきたので玄関の外で待ってようとドアの方に近づいたとき、かちゃり・・と玄関のドアが開いた

「よぅ・・・・悪ィな・・・遅れちまいやした」

そこには全身血みどろの総悟が立っていた

「そ・・!?どうしたのそれ!?」

「あー・・・こっちに来る途中やられちまった」

さらりと言う総悟に私は言った

「と、とりあえず手当てしないと・・ッ」

「った・・・・」

私が総悟の腕を引っ張ると彼は痛そうに顔を歪めた

「あっ・・・ごめ・・・・」

私は言いかけて目を見開いた

隊服が黒くてぱっと見分からなかったけど、総悟の両肩はざっくりと切れていた

「っ・・・これ・・・」

「たいしたことねェですって」

「だめだって!ちゃんと消毒しなきゃ」

私は総悟の背中を押して居間のソファに座らせた

ソファに紅い染みが広がる

「総悟、脱いで・・・・・って脱げないか」

私は総悟の隊服をちゃくちゃくと脱がした

白いシャツも脱がして傷口を見た私は絶句した

「あらら ざっくりですねィ」

「そんな軽い事言ってる場合じゃないってば!!」

私は傷口に消毒液をふきかけた

「あいてっ」

「我慢して」

痛そうにする総悟に私はそう言った

しばらくして私は総悟に包帯を巻き終えた

どうやら肩以外の血は返り血だったようだ

「あと少し反応が遅れたら肩もってかれるとこだったぜィ」

総悟はあいかわらず冗談めいた事を口にした

「ばか!!」

私は大声で言った

「は・・・・い・・?」

総悟は突然の大声にぽかんとする

「そーやって軽く言って・・・・怪我もひどいのに・・・」

言ってるうちに視界がだんだんぼやけてきた

「おい・・・っ」

ぽろぽろ涙がこぼれる

「そ、ごが死んじゃったら・・・てっ、心配し、」

総悟はいきなり私の手を掴み、抱き寄せた

「そっ・・・ご・・・?」

「悪ィ」

総悟は私をぎゅう、と抱きしめながら言った

「心配、かけちまって 悪ィ」

そう言ってさらにきつく抱きしめる総悟の腕は温かかった

「っ・・・ぅ・・・ひっく・・・」

私はその温かさに総悟がいることを実感して、泣き崩れた


「総、悟・・お誕生日おめでと 大好きだよ」

「ん あぁ・・・さんきゅ 俺も、好きだから」