フィギュアスケートが好きです。
オタ歴はもう40年近くになります。

真央ちゃんが全盛期には全国各地に遠征にも行ってましたが、息子が産まれてからは地元で開催される大会にもとんと行かなくなりました。
というか、体力がなくて、いけなくなった。
スケート観戦って、寒いし、肩凝るし、トイレは行列だし、長時間だし…で、なかなかに過酷なのです。

四大陸選手権が終わりましたね。
女子の中で応援してる三原舞依ちゃん、イマイチの成績だったので、今季序盤の右足首の怪我の影響でやはりまだ練習時間が確保できないのかな?と思っていたら、この怪我は疲労骨折だったとの発表が!
また疲労骨折…
最近フィギュア界でめちゃめちゃ多いこの怪我。
予後があまりよくないんですよね…
だから心配…

三原舞依ちゃん、シニアデビューのころから見てます。
確か平昌五輪の1つ前のシーズンだったかと。
最初見た時は、ジャンプは正確で失敗しないけど、つっまんないスケートするなーくらいに思ってました←すまん、本音で!
なんかね、きれいでサラッと滑ってて、あんまり中身が感じられなかったんです。情念みたいなもの。
2016年の全日本の時は現地で観ましたが、あーきれいねー、でもそれだけねーって感じで、3位表彰台だったものの、好きじゃなかった。
あの年は、結局その大会を最後に引退となった村上佳菜子ちゃんの演技の方がジャンプの難度は低かったけど数段感動した。

が、年が明けて2017年の世界選手権で見た舞依ちゃん、アレ?こんな気持ちの伝わってくる演技をする子だったっけ?と思うほど、急に演技から何かが伝わってくるようになってて、驚いた…

そこから、ずっと見てきました。

2017-2018シーズン、前年世界選手権で平昌五輪の枠取りに貢献した舞依ちゃん、当然ながら、五輪出場の有力候補でした。
が、蓋を開けてみれば、ノーマークの同門の坂本花織ちゃんが五輪初出場。

舞依ちゃんは、その後、体調不良で1シーズン丸々棒に振ったりして、1年後に出てきたら、脚なんか棒みたいに細くなってて…

迎えた北京五輪シーズン。
この時は坂本さんはエース格で余裕で五輪を決めて、GPシリーズの様子からすると、舞依ちゃんが最有力かと思ってたら、飛び道具(3A)使いの河辺愛菜ちゃんに最後の1枠をかっさらわれて…

で、北京五輪では、坂本さんが個人3位。
坂本さん、その後の世界選手権でも、ロシア勢が出られなくなったということはあったにせよ、初の世界女王に。
でもって、坂本さんは翌年のさいたまワールドで連覇ですよ。

舞依ちゃん、坂本さんとは小さい頃からずっと一緒にやってきたわけじゃないですか。
坂本さんは五輪メダリストで世界女王2回。
で、自分は、若年性関節炎の持病があって、平昌五輪の枠取ってきたのに出られず、体調不良で1年丸々棒に振って、北京五輪はあと一歩で逃して、今シーズンは疲労骨折…
私だったら、坂本さんのことが妬ましくてたまらなくて、心の奥で呪ってしまいそう…
どうして私は彼女みたいに頑健な体で生まれてこなかったんだろうと、親のことも恨んでしまいそう…

私は、スケーターの人格は滑りに現れると思っているんですが、舞依ちゃんの滑りを見てる限り、そんなことは微塵も伺えないんだよね。
周りへの感謝と滑れることの喜びに満ちている。

どうかそんな舞依ちゃんが報われて欲しいといつも思う。
そんな舞依ちゃんだから、一昨年GPファイナルを獲った時、本当にうれしかった。

神様、願わくば、舞依ちゃんに世界選手権のメダルをあげてください。