自分で見たわけでもなく
聞いたわけでもなく、
 
 
ただの噂話で人を断定することの
貧しさと愚かさは
きっと時代が進んでも変わらない。
 
 
寝てみた夢と同じくらいに
不確かなものなのに。
 
 
それは人間の退化でもなく、
変わらない人間の本質。
 
 
実はわたし、
あらぬ疑いをかけられて
どれどれと全項目確認したら
何一つ確かなことがない。
 
 
逆にその人にそれを言ってきた人、
その人の周りが大丈夫なんかい!?
 
 
と思って
わたしは弁解することもなく
さっと静かに身を引きました。
 
 
島ではそんなの
日常茶飯事だったし、
そんなのに弁解などの体力をかけるのが
本当にもったいない。
 
 
例えば、
それが仲のいい相手だったとしても、
わたしは同じく身を引きます。
 
 
こんな人と仲良くなってしまった私...
 
 
で終わらせてしまいます。
それが結婚相手でも同じ。
 
 
それくらい、それくらい、
わたしにとっては当たり前。
 
 
有名になるって
(大して有名ではないのですが)
オヒレハヒレがつくのは当たり前、
オヒレハヒレどころか『何の話!?』状態に
なることも当たり前のこと。
 
 
だから、
パートナーや家族と強固に
結ばれていたい。
 
 
私は弱いからだ。
 
 
 
 
疑われることも
騙されることも
確かに傷つくけれど、
 
 
そんな時に、そんな事に
足を引っ張られたら
それこそ自分のよそ見。
 
 
そうゆうことがあった時は
何か目を逸らしていることがないか
自分を疑ってないか
自分を騙してないかを
確認する時だと思ってるよ。
 
 
吉野さやか