ガンで戦う私達は今の時代ネットを覗いてみる。

私も「スキルス胃がん」
全く聞いた事の無い言葉に、とにかく調べた。

すると…
気持ちが萎えるようなブログが必ず出て来る。

そしてほとんどの最後は…
「妻が○日旅立ちました。皆様に支えられ…ありがとうございました。」

そう、締めくくってある。
これは…これからガンと戦うぞ!

って人は心が折れる。
そして気にしないようにしても気になる…。

あまり良くないな…と思っても、
どこにも「スキルス胃がん」で「良い情報」が
出て来ない…。

ここまでか!
ってほど、「生存率○%」や、
「不可能と言われてきたスキルス胃がんの完治に光」
え?不可能って…と。

もし、周りに相談しても、
「あんまりネットを見るんじゃない〜」
と言われてしまう…。

じゃっじゃあ…何を見れば…この不安はどこに頼るの…?

実際私も周りにガン自体戦っている知り合いはゼロだし、会社で「スキルス胃がん」だって!
と従業員に言うと…

「うっわ、まじかよ…お前が病院言ってる間調べたら…若い女の人に多いって載ってて…まさかと思ったけど…まさかステージ4か!?
…そうか。やっぱそうか。中々気づけないんだってよ…スキルス胃がんって。誤診もある程初期を見逃す場合もある位だって…残念だけど…お前…死ぬわ(笑)!!」

と、笑いながら言われました。
その時は全く実感が無くて会社で大好きな二人の従業員とキャッキャキャッキャ笑ってました。
まさか自分が「死ぬかも」何て…
全く思えなくて。

だって、ちょっとの症状だけなんですよ?
ただ、
「最近ごはんの量が減って、何となく?
つかえるな…ほんのちょっと胃が痛いだけ。そんなの会社の皆が食欲無いー。とか、疲れたー。辛いー。」
って言ってるし。

皆と同じで、気分だけじゃないの?
まさか…まさかよ。

と、現実が受け入れられず。
そしてあれよあれよと言う間に、
大きな病院で精密検査をし、

「今の現実を紙で突きつけられる。」

「まじかよ…最低でも胃をとる?全部?は?今後…何も食べれなくなるって事?…???」
ハテナが止まらない。

そしてやはりネットを見てみる。
そこそこ知識のある知り合いに聞いてみたり、言われる。
「その病院で戦うの?」
そんな何気ない言葉に不安になる。
直接紹介してくれた病院に他に病院は無いのか…?聞いてみたりする。

そこから、毎日。ビクビクビクビク…

そして1年10ヶ月経った今。
結構沢山の情報を得ました。

ここから下記の内容は、役に立つのか?
たたないのか?それは、ガンである貴方自身が確認して見てください。

「こんなのあるってー」「へー」
ではなく、
気になる方は実際に見てみてください☆

ブログだけ見ていても個人の「想い」が、
言葉に溢れて感情的になっちゃって、
参考にあまりならないような気がします…。

まずは、本で…
「メッセンジャー」と言う本。
サバイバーの方が作成している本です。
サバイバーとは生存者。と言う意味です。
何だかこれだけでテンション上がりませんか?(笑)

この世の中には「奇跡」と言う言葉で溢れています。
どんな人がその奇跡を勝ち取るのか…
「生きるのを諦めた」そんな人が勝ち取ったりもするのです。
生きている限り、生かされている限り…
人は1%でも生き続ける可能性があるのです。
そして、このメッセンジャーには、生存率0%から、這い上がった人達がインタビューを受けています。

「本当は辛くて死にたかった」
そう思う程、
辛い闘病を繰り返した方もいる事でしょう。
むしろ、ほとんどの人がそんな気持ちと戦いながら、終わらない、いつ終わるんだ…と。
抗がん剤や放射線、
手術の旅をさまよっています。

それでも、その人は生きていて、
インタビューを受けます。
そんな「奇跡の人」がこの本で紹介されています。
「普通死ぬだろ!笑」って人がケロッと笑ってこっちを見ています。

「元気を貰えます。」

これを知ったのは、
義理母がこの人達が北海道に公演で来たようで、少しでも気持ちが軽くなれば。
と、今雑誌をレンタル←レンタル。笑
してくれています。

丁度、スキルス胃がん特集が組まれているのは…vol.49です。
「震災をきっかけに末期がんから回復」
松野三枝子さん。



この方。
結構有名らしいですよ。
何と!ほとんどの臓器がありません(笑)!!
術後28キロまで落ちたそうです。
震災の際、奇跡的に助かったそうです。

そして今は自分でレストランを開き自分で働いています!
術後は、スプーン一杯の水を飲むのに1ヶ月かかったそうです。凄いですね…

まぁ…私だったら「どうして死ねないの?」
辛い…辛いよ…と弱音を吐き続けてヤバそうですが…この方もそうですよね…。
本当に「奇跡の人」です。

次も本です。
「余命半年、僕はこうして乗り越えた!」
西村元一 さん。
これは結構私の中ではメジャーなので知っている方が多いのでは…?

元お医者さんが実際に胃がんになってしまう。
と言う本です。結構新しい本です。
あんまり内容は…楽しくないです…ごめんなさい…(笑)
そして、すぐに手術出来た方なので…私見たく手術のタイミング逃した人には、ん〜微妙かも?図書館で借りて見てみて下さい☆笑




次、これは病院の先生に言われたサイトです。
実は私はまだ見ていません。

が、サバイバー(生存者)さんがやっているサイトなので、結構楽しく見れるようです。
「ユーチューブとか結構楽しいよ♪」
と、言われました。

パケットが恐くてまだ見れてません。←ケチー

「ガンノート」
「スタンドアップ」

このスタンドアップと言うのは、若者向けサイトみたいですよ♪
実際にサバイバーさんと連絡をとる事が出来るみたいでなので、
ネットで合っているかも解らない宛のない言葉を頼るよりも、
「実際聞きたかった本当の返事」
が聞けていいそうです!

これは、メッセンジャーの小玉 仁志さんと言う方も書いていました。

「ブログは心が折れるけど、このサイトは実際に質問も出来たりしていいですよー」と。←こんな感じでインタビュー書いてあります。
細かい方、私、サラッと書いたので、言葉尻は責めないで下さい(笑)

後は、「希望の会」
これは元々スキルス胃がんの男性が立ち上げたもので、残念ながら、本当残念で悔しい思いをしながら亡くなってしまいました。
その後、意思をついで奥様が続けています。
こちらもイベントをやっていたりと色々活動しています。

さて、一つでもあなたの参考になるものが、
ありますように。
ほんの少しでも勇気を持てますように。
正しい答えに出逢えますように…。


そして、病気や、ガンで、
家族が亡くなってしまった方々へ。

私は「あなた」がいなければ、ここまで生きてこれなかったと思います。
とっっくに抗がん剤を辞めて、楽に楽に…
どうにか残り少ない人生を残された時間内でいかに痛く無いように生きれるか?
そうずーーっと一人で考え、苦しみ、既にこの世から去っていた事でしょう。

それがどうでしょう。
辛い時も沢山ありましたし、
常に弱音をはいています。
それでも、私はあなたのおかげで1年10ヶ月もの間この世で笑って泣いて過ごしています。

どんなに頑張ったって駄目な時はある。
そして、寿命は始めから決まっていて、どう足掻いても1秒も伸びないのかもしれません。

ですが、「一人の1日」は、あなたといれて、「あなた達との1日」になりました。
なんて私は幸せ者なのでしょう。

少なからず暴言もはき、具合が悪くなり。
心配をかけ、イライラして当たったり、泣いたり。
けれど「あなた」は、
どんな時でも最後には一緒に居てくれたから、私は素敵な人生を歩んでいます。

病人を見てくれる「あなた」も患者さんになってしまう程、辛いと思います。
実際に家族も患者。そんな言葉がある程です。

けれど、病気はなりたくてなるものでは無い。
それは解っているけど…疲れちゃって…
居なくなって心に穴が空いたまま立ち上がれない…
そうやって、居なくなってまで「あなた」を苦しめてしまう事に私は本当に心が痛いです。

ですが、間違いなく。
生きている間、あなたがいてくれたから!
何倍もの楽しい楽しい日々だったんです!

人はいつかはさよならしなければなりません。
世の中には、嫌い!浮気した!大っ嫌い!
何となく飽きたし別れよう〜そんな別れがどれだけ楽に別れられたのか…。

そして、私が望んでいるのは、
病気になる前の日常です。

「この人病人だから、これは出来ないだろう」
「この人病気だから、私は好きな事を諦めてこの人に時間をさかないと…はぁ。習い事も辞めて、付きっきりで面倒見なきゃ…」

これ、実は凄く嫌だし辛いんです。

普通でいいんです。
私を普通に扱ってください。
腫れ物のように扱わないで下さい。

最後まで一緒に0%の中でも「奇跡は起きる」
そう信じて、普通に接して下さい。

私たちには「あなた」が必要です。
「何も出来なかった…もっとこうしてあげれば…」

いいんです。
あなたがいつものようにそばにいてくれて。
いつもの朝が来て。
毎日毎日、おはようー!
おやすみー♡って。それでいいんです。
気張って何か始めたり、
やりたい事を私のせいで辞めないで下さい。

そして、直るまで。
どんな形でも終わりを迎えるまで、
何も(病気なんか)無かったかのように日常を一緒に私と過ごしてくれませんか?