命の物語だった | ~さぁやの一人読書会へようこそ~

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~アラサー女子によるかたよった趣味の読書日記~

どうやら買い逃していたようで

 

2冊同時に読破!

 

 

 


8巻が最終巻です。

 

いよいよ夜叉と対決するのですが

 

この作品は

 

単なるファンタジーではないということが

 

この7巻と8巻で明らかになります…。

 

この作品に出てくる夜叉たちは

 

「死ぬ」ということがないので(刺されても撃たれても死なない)

 

人の命を奪うことに対して

 

無邪気であり

 

執着心もないのですが

 

だからこそ、人間が限りある命を精一杯生きようとするところに焦がれる感情があり

 

本当に「生きる」ということはどんなことなのか感じたいと

 

(ちょっとまがったやり方でしたが)模索。

 

無邪気に人を殺すけど

簡単に死ねることに対して

羨ましさを感じているような

そんな側面もあります。


繰り返し繰り返し人を愛するため

旅を続ける柊様と

夜叉の生き方は対照的ですが

終わらない命を生きる苦しみを味わっています


 

変なファンタジーだと思っていたけど

 

実は深いテーマがあったんだな、さすが西森作品…!

 

最後の最後にいろいろなことが開けていくので

 

そこに至るまでに飽きる可能性が(笑)

 

でも、満足です。

 

ていうか、60年後の圭二郎が

 

スーパーサイヤ人みたいになっとる(笑)

 

とても老人には見えませんでした(笑)

 

 

 

 

 

 


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