東京で行われたキンコン西野さんの新刊「新世界」の講演会に行ってきました!

 

1時間半、ほぼノンストップのマシンガントークで、濃厚な時間となりました。

 

かなり早口でしたが、内容が濃く、普通にマーケティング戦略とかを行っている人たちは聞いた方がいい内容ばかりでした。

 

その上、さすが芸人畑出身ということもあって、話も面白い(笑)

 

まずは、新刊「新世界」に書かれている内容を元にトークが始まりました。

 

 

【挑戦した先に待っているものは何か?】

挑戦を止めてしまうものは何か?をビジネス書に書いている。

 

① お金 ⇒解決しないと、強制的に終わらされてしまう。

② 広告 ⇒どうやって集客するのか?

 

売らないと、次を作れなくなる。作品が売れなくなった時、終わらされてしまう。お金と広告の問題を解き続けなければならない。

 

現代のお金、現代の広告は一体どうなっているのか?

 

FR2を展開している友達が、セール品が売れないと言っている。

 

何で売れないのか?

 

セール品を買ってもメルカリで売れない。メルカリで売れないものは高い。下の世代は安くされるとメルカリで売れないから買わない、になっている。

 

(ドーン! by 喪黒福造 じゃない(笑))

 

【お金の話】

給料は労働の対価として捉えているのが日本人の99%。

 

お金は提供した価値の対価。

おむすびをおなかペコペコの人は1,000円で買ってくれる。

おなか一杯の人は10円でしか買わない。

⇒同じ労働力でも金額が違う。

 

働いている時間は関係ない。アルバイトはそうだけど、労働脳をやめないと増やしていけない。

 

 

◆価値を上げる

山の上でジュースは何で高いのか?

⇒山の上の人は喉が渇いているから。

 

90%くらいは山に運ぶ人件費がかかると答える。ドローンで運べるようになったら安くなるか?安くはならない。価値が高いから高くても売れるから。

 

サンマは味が悪い時の方が高い。美味しい時の方が安い。

不作の時は栄養が取れていないから不味いが、少ないから高い。

エサが豊富でたくさん増えた年は美味しいけど量が多いから安くなる。

 

⇒希少価値を高めることは人にも当てはまる。

 

労働時間ではなく、10人に一人より、100万人に一人の逸材になった方が給料が上がる。給料を上げるには自分の希少価値を上げること。

ホリエモンやイチローが高いのは、それが出来る人がいないから。

 

 

◆藤原和則さんの稼ぎ方の話

100万人に一人になったらいい。オリンピックのメダリスト級。

それって、難しくないか???

 

その方法はあるという。

 

1万時間の法則

 

何事にも1万時間費やせば、100人に一人になれるという。

 

吉本芸人は1万時間くらい費やしている。100人に一人になったら違う職業で1万時間費やす。

 

100×100=1万分の1人になる。

 

絵本×お笑いの仕事は僕にしか来ない。

 

絵本で100人に一人になったらお別れして、今度は広告でどうやったらバズらせられるかを1万時間費やす。

 

100×100×100=100万分の1人になる。

この3つの点の三角形の面積が、僕の仕事の需要。この三角形が1000万円になるとしたら、700万円くらいにして、残りの300万円分の時間を別の1万時間に使う。

 

この面積をクレジットという。これを大きくしていかないといけない。

合計4万時間。

 

お笑いで4万時間使うという方法もあるが、散らした方が希少価値が上がる。

 

ポイントは離す。面積が大きい方がいい。グルメ番組とお笑いではポイントが近いため、三角形の面積が小さくなる。職業を掛け合わせて需要を作っていく。

 

【転機】

さんま御殿で面白いことを言っても、追い抜かなきゃいけない相手にポイントを入れているということに気づいた。面白いことを言えば言うほど、さんまさんの寿命が延びる。それに気づき、25歳でテレビを辞めてしまった。競争に参加したくて負けが始まっている状態。

ルールブックが1番だから、自分がルールを作らないといけないと思った。

 

タモリさんに、「絵を描けよ」と言われて、酔っ払っていたため「絵本作家になる」と言ってしまった25歳。

 

普通、絵本作家で生活している人は、収入を止めることになるので、短期間で作成しないとならない。僕の場合は副業のため、無限に時間をかけられると思った。3~4年かかるコスパの悪い作り方を選んだ。

副業によって生まれることがあるから、副業を闇雲に否定するものではない。

 

 

【バッシング】

芸能村を飛び出し絵本村も飛び出した。

 

村八分にあう。叩かれる。間違いなく、革命を起こすときはバッシングを受ける。避けて通れない。飛び出さなきゃいけないときもある。

 

第一次ベビーブーム、第二次ベビーブームがあったため、昔は売れたんだけどなというのがある。成功体験をしているから、上の人がなかなかやり方を変えない。

 

階段を上っているけど、階段ごと地盤沈下している。

村八分にあったときに乗り越えた。

 

 

◆バッシングを越えるロジック

強き気持ちを持っていても、1~2年「違う」と言われ続けるとメンタルがやられてしまうので、ロジックを持っておく。正しいという数式。

 

四面楚歌がいかに有利か?

 

オリンピックのエンブレムは4候補のうち、1つがモノクロで、残りがカラーだった。人は、モノクロかカラーかで選ぼうとするため、

選ばれる確率は、

モノクロのAは1/2、

カラーのB⇒1/6、カラーのC⇒1/6、カラーのD⇒1/6

の戦い。Aが選ばれる八百長。

Aからしたら四面楚歌。

 

もしそれが、

A⇒1/2、

B~K⇒それぞれ1/20

と思っていたら勝てると思える。

 

 

◆バッシングは広めた方がいい

こっちに居たら損しますよと、バッシングをシェアした。それによって、競合が出なくなった。

10年あれば畑を十分に耕せているし、水も電気も引けている。

そうすると、芸能村からも、あの辺に町があるな、これ借りていい?ってなる。そうしたら、「家賃払って」と。

 

ブルーオーシャンを伸ばすために、こっちは損していますよと。後半は全然損していない。損すると見せてポジションを取るというやり方がある。

 

 

【広告】

オワコンと言われた。西野は終わっていない。

作品は作っていても、お客様に届いていないから作っていないと判断されて、届かなきゃ作ったことにはならないんだと気づいた。

 

作るだけ作るではなく、届くまでの導線をしっかりと作って、作ったと言える。

 

最初は、届ける作業を吉本や出版社に任せていた。売ることをするということや、お金の話をするのは汚いやつと思っていた。

作るだけ作って届けることを人に任せるのは育児放棄じゃないかと。それをやってはいけないと気づいた。

 

作品にとって僕は親だから、バッシングを受けても、泥をかぶってもいいけど、絶対に殺させない、メガヒットさせると決めた。

 

◆なんで、売れる人と売れない人がいるか?

買う側から考えた。何を買って、買わないか。

本、CDはあまり買っていない。壺は人生で買ったことがない。作品はあまり買っていない。

でも、水や食品、エアコンや冷蔵庫は買っている。

 

生活に必要かどうか?

 

でも、シンガポールのマーライオンの置物は買っていた。

広島の厳島のペナントや京都の御用の提灯は買っていた。

 

作品にはお金を出さないけど、お土産を買っちゃっている。思い出を買っている。

 

お土産は生活必需品と分かった。

「えんとつ町のプルぺ」をお土産にしてしまえばいいと思った。体験がないとお土産にならない。原画を無料で貸出し、原画展をしていいよとした。その代りに出口で絵本を売らせてもらって売れた。

 

その装置を作ってしまえばいい。

 

えんとつ町のプペル えんとつ町のプペル
2,160円
Amazon

 

 

◆一流の販売戦略

チョコを販売している世界一のパティシエの小山進さん。

広大な敷地で、子供しか入れない「未来製作所」を運営している。

中の様子を知るには子供に聞くしかない。そこで親子のコミュニケーションも生まれるし、帰りにチョコが売っている。

世界一のパティシエですら、お土産として売っている。

 

ディズニーランドも、帰ろうとすると、入り口にお菓子を売っているので、買わずには帰れなくなる。

 

つまり、西野、ディズニーが結構好きということ(笑)

 

 

【2019年のお金の話】

 

◆クラウドファンディングが増えましたよという時代

アイデアと熱量があれば出来る。小学生でも300万円集まっていた。

 

気をつけておかなければならないのは、

 

お金のなる木ではないということ。

 

①お金とは何か?

②クラウドファンディングとは何か?

 

お金⇒信用を数値化したもの

クラウドファンディング⇒信用をお金に換える両替機

※集金機能はついていない。信用の両替機能しかついていない。

 

そのため、お金を稼ぐか、信用を稼ぐか。

 

クラウドファンディングと芸能人は相性が悪い。

スポンサーさんがタレントのギャラになっているから。スポンサーに都合の悪いことは言えない。嘘をつく人は信用できない。

この状態でTVに出続けると認知は増えるけど、信用は減ってしまう。

 

嘘をつかざるを得ないところに身を投じないということ。

本の帯を書いてくださいとお金を積まれても断っている。バッシングを受けても信用度を下げていない。お勧めしたくないCMは断る。

 

一番ヤバいのは、空気を読む⇒信用がどんどん下がる。

そういうところに身を投じない。

 

つまり、一番伝えたかったことは、

「嘘はつかない方がいいよ」ということ。

 

 

主催者(シンクロ倶楽部)の堀内恭隆さんから最後にご挨拶がありました。

「西野さんからは勇気をいっぱいもらいました。西野さんは正直者が上手くいくと、具体的に見せてくれた人。1人1人が世界を変える力があると確信しました。」

 

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凄く濃い内容のセミナーだったことが伝わったでしょうか?

これでも、大分内容を端折っています(笑)

 

これだけの熱量で作品作りや活動をされているということを、この内容から多くの人に伝わるといいなと思い、結構多めにメモの内容を書いてみました。

 

普段は、有料のセミナーだし、あまり書き過ぎるのも良くないかなって、遠慮して減らすことも多いのですが、

 

きっと、目からうろこで、西野さんのことをもっと好きになる人も増えるんじゃないかなと思い、まとめた次第です。

 

本当に、今、現代を戦略的に生き切っている、そんな風に感じました。

 

過去のやり方のままで四苦八苦している経営者は多いと思います。

もう、昔のやり方は通用しませんよということと、じゃあ、どうしたらいいの?という部分を実際の経験を通して話してくださいました。

 

クラウドファンディングについてはホームレスの小谷さんの話なども出して、もっと詳しく沢山話してくださっていましたが、

 

その辺りの話や、現代のお金の話については、新刊の「新世界」に詳しく書かれていますので、そちらをお買い求めいただければ幸いです<m(__)m>

 

新世界 新世界
1,500円
Amazon

 

 

私も購入して、サインいただきましたよ(*^_^*)

 

出だしだけ先ほど軽く読みましたが、優しい口調で始まっていて、TVで見ていた頃のキンコンを思い出しました。

 

何気にキンコンも好きでしたからね(*^_^*)

 

西野さんの活躍によって、勇気をもらえている芸能関係者の方も一杯いるんじゃないかな(^^)v

 

人を幸せにする勇気。

 

そういったものを教えてもらえた気がします。

 

 

そうそう、始まる前、結構早く着いていたので、行きの電車から、田宮さんの「運命の人」という本を読んでいて。

 

そうしたら、面白いことに、本の内容で、「運命の相手の名前を何度も聞かされることが続いた。」というような内容の前後で、

 

何故か、私のすぐ後ろくらいで、ヤマトタケルの本名の下の名前を30回以上くらい会話で連呼している人がいて(笑)

 

異常でしょ(笑)

 

これも、ナリ心理学的に言えば、ただ偶然起きただけ、以上。

という世界だけど、「証拠集め」をしてしまいますよね(笑)

 

そのタイミングで多すぎやろ?って(笑)

 

もちろん、本の内容のように、本人として名前が上がっていたわけではもちろんないですが(知っているわけないですからね(笑))、

 

そんな風に、あの空間でそれが起きたこともまた奇跡。

なんて思いました(笑)

 

ありがたい時間と素晴らしい講演会を

どうもありがとうございました!!

 

 

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