居合道の抜刀は序破急で行うが、

納刀においては、この逆、すなわち急→破→序で行う。

 

納刀における残心、すなわち落ち着きと風格を表現する場合、

この「破→序」をより重視して丁寧に行うべきである。

 

すなわち、抜刀においても納刀においても「序」が大切ということ。

静かであるものの、しかし、そこには厳しさと激しさが内包されていなければならない。

ある種の矛盾がそこにあり、それを過不足なく表現しきる必要がある。