まぁ別にいいですよ。時間ありますから。
錦戸君は、いつものように特に感情を変化させず了承してくれました。
花さんは、ちょっと時間がほしいと言っていたのでこの件の事をおそらく考えてくれています。
私なりにも、どういう方向で行きたいか考えましたが、考えはいつも偏って、早く2人の関係を断つ事ばかりに思いがいってしまい、良い案など浮びませんでした。
待ち合わせは、いつも花さんと集まるレストランでした。
小さな町では、夜遅くまで開いている所は、数が少なく、いつも同じようなお店になってしまいます。
花さんと何度も行ったこのレストラン、たわいのない話で盛り上がったのはもう過去の事です。
今は、殆ど笑う事もなくいつも今後についてを話しているような気がしました。
花さんと私はほぼ待ち合わせの時間に到着しましたが、錦戸君は業務が長引き少し遅れてやってきました。
外は、すっかり春の空気がふんわり温かく錦戸君も、薄手の上着を羽織ってやってきました。
すみません。遅くなってしまって・・。
いやこちらこそ、忙しい所ありがとう。
この3人で会うのは、とても不思議な感じがしました。
とりあえず乾杯・・?
何に?
なんだろう。。。(笑)
いつも会社で顔を合わせるのに、なんだろうね。ちょっと照れるね(笑)
この後の話が、もっと楽しい話題だったら、良かったのに・・ そう思いました。