夫が深い眠りに入ったのを、確認するとスルリと布団を抜け出しました。

念の為のメールチェックと薬を飲む為に。

今日は、ここ最近の中では一番心穏やかに眠れそうです。

いつものように、応援してる。の文字をみて眠るはずでした。

ぎゅーっと抱きしめるよ♡ぎゅーっとぎゅーっと♡おやすみ♡愛してる♡

最初に飛び込んできた画面は、もっと前にやりとりをしていた頃の・・

日付が今日になっています。

急いでメールをさかのぼり今日の一番最初にもどしました。

おはよー♡今日も良い天気♡でも寒い!

早くない(笑)まだ一週間だよ(笑)

もう我慢出来ないもん!(笑)またよろしくね♡

でもあなたは一回別れようとしたプンプン

もうその事は忘れて笑い泣き

何度もそれ見て涙したもんねえーん

だから忘れろてへぺろ

忘れらんないえーメールに残ってる爆笑

消せ!もう忘れろチュー 

じゃあいっぱいの愛情を頂戴ね♡これからもこの先も♡

状況がすぐには飲み込めませんでした。
何が起きたのか分かりませんでした。

何度も何度も日付を確認しても、やっぱり今日でした。


信じられませんでした。

終わったと思ったのは、私だけだったのでしょうか。

暗闇からみえた一筋の光を頼りにたどり着いた出口は、また漆黒のトンネルの入口なのでした。

寒く冷えたリビングの暗闇で、生きる意味を絶望の中考えていました。

誰か助けて・・。心の叫びは誰にも届くはずはなく、終わりの見えないトンネルの中で立ちすくむしか出来なかったのです。