離婚という二文字

発覚の翌日、初めて「私、夫と離婚するんだなぁ」とぼんやり考えていたのを覚えています。

ささいな喧嘩は、あったけど離婚をしなくてはと考えた事はありませんでした。まさか自分の人生に、このようなことが起こるとは、全く思いもしませんでした。

会社に行くと同僚にもうすぐハロウィンだよな。さやは、ハロウィンパーティーやるの？とふいに聞かれ、私、もう離婚するから・・喉まで出かかっていた言葉をぐっと飲み込みました。

その夜、発覚後初めて独りで泣きました。幾度となく流れ落ちる涙で、もう目が痛く、瞬きさえもしんどかったです。

その翌日、どうやって過ごしたのか、実は今となってはあんまり記憶にないのです。