空中螢砂 | 天氣後報

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東京の隅っこにある小さなカフェ周辺の人・事・モノ

カフェの近くにある理化学用品の小さな工場で、

最初は市販の規格にない小さいサイズのビーカーを作り。

調子にのってフラスコを作りました。


それから小さな小さな試験管を作りました。


小さな小さな試験管を作った時に、試験管の底を両方にしちゃったら楽しいぞと思いました。

つまりは、密閉しちゃうわけです。


所有しているガリ版の道具の中に、何に使うのかは不明ですが、硝子の棒が入っています。

ガリ版と関連のある道具なのかも定かではないのですが、

鉛筆型の中空の棒の中に、その道具を製造した会社の名前が書かれた紙が入っています。

ペンの尻は丸く、先は尖っています。


ふと、そのペンのことを思い出したのです。


職人さんに相談したら

「紙は燃えちゃうでしょ」とのこと。

そりゃそうです。


だから歯車にしました。


それが空中歯車

http://tenki.kirara-sha.net/?eid=2


その後、歯車をつけた水晶を入れてみたりしましたが、水晶も結構、ピシピシと割れてしまいました。

(とりあえず水晶が原型をとどめたものは、試作品としてカフェで原価販売しました)


そこで、次は蛍光砂を入れてみました。

砂は焼成しているものなので、熱や炎には強いはず。

ただし、硝子の溶けた部分にくっついてしまうので、蛍光砂は少量にして、硝子管を少し長めにしました。



天氣後報-空中螢砂

そのままだと、なんだかカプセル薬みたい・・・・・

それで、王冠をつけてみました。



天氣後報-空中螢砂

ブラックライトで蛍光。



天氣後報-空中螢砂

暗い処で蓄光します。



その後も理化学用品の工場が楽しいので、ちょこちょこお邪魔していて、

先週は、試験管を短く作ってみました。

プラスチックのドーム型のものは市販されていて、以前はよく使っていたのですが、どうしてもプラスチックに「摩れによる細かい傷」がついてしまっていものが多くて、これを硝子で作りたいと思っていたのです。

とりあえず、思い通りのものができたので、現在はサイズと形を変えて試作を続けています。