きらら舎リニューアル(見た目はあまり変わっていないので、カートのリニューアルって言ったほうがいいのかも)に伴い、カフェの鉱物棚の標本の入れ替えを始めました。
ずっと置いてあって、結構お買い得な価格なのに全然売れないもの・・・・・多分、鉱物棚(だけじゃないけど)がカオスだから気づかないってことが多いかもしれないです。
あとは、売れないといいなとこっそり思っていて、隅っこに置いてあったりするものもあり。
そこで、今日は少しだけそんな標本をきらら舎へ移動します。
まずは砂時計構造の透石膏。
見た目は普通の透明な標本。
これにブラックライト(長波)をあててみます。
すると、内部に砂時計が浮かび上がります。
これはカナダ( Alberta, Willow Creek) 産の透石膏で、直方体を上下・奥と手前でつぶしたような形を2つくっつけたみたいな結晶の形をしています。この結晶の対角線で分けた4つの三角形のうち、対する2つだけが蛍光します。
これを「砂時計構造」と呼びます。
蛍光砂で砂時計を作りたいと思ったのも、この標本がきっかけでした。
(ちなみに、蛍光砂時計の次回販売用はすでに出来上がっていて、あとはKentStudioの枠づくり待ちです)
上の写真はブラックライトの短波を照射したもの。
長波でも短波でも美しい砂時計が浮かびます。
これはカプセル型の簡易ブラックライトをあてたところ。
ブラックライトというからには、明るくてはいけないのですが、LEDのピンポイントのブラックライトで、光自体に青色の色がついてしまっています。白い(漂白されていない)ところにあてると薄い紫色になります。
そんなライトでも砂時計はちゃんと見えます。
ちなみに、結晶の右に見える虹は内部のクラックによるもの。
透明度の高い結晶に見られるもので、透明な内部の結晶が断裂しているため、そこがプリズムとなって虹が見えるものです。