ウミツボミ/Blastoid
ウミツボミは、シルル紀からペルム紀(二畳紀)にかけて海の中で繁栄した棘皮動物です。
今回入荷したものは石炭紀前期のもので、イリノイ州産です。
「ほう」(体)が、植物のツボミに似た形なのでこう呼ばれています。
ツボミの下には茎のようなものが伸び、ウミユリのように岩などにくっついていたとされています(茎がない種類もあったようです)。
化石はこのほうの部分です。
断面は5角形でこの上方からムチのような指枝を伸ばしイソギンチャクのように餌を捕獲していました。
ルーペなどで観察すると、花弁のような五角形をした部分やきれいに並んだ線などがあって、とても繊細な模様になっています。
今回はかなり小さなものをメインに入荷しましたので、お求めやすい価格になっています。
直径18mmの小さなアルミ缶に入れて、ラベルを添えてお届けします。