ドールショウ参加テーマ「理科準備室」に合わせて制作した小さなサイズのスタンプです。
今回はウニやヒトデの幼生、クモノスケイソウ、ボルボックスなど、このほかにもいろいろ候補がありました。
また、ミジンコにしてもウサギミジンコやゾウミジンコにするか、とか。
悩みましたが、よくある「ミジンコ!!」って絵にしました。
ミドリムシも捨てがたかった………。ベンモウやピレノイドを描けるから……。
そんなわけで、今回制作した微生物シリーズのミニスタンプです。
クマムシはその姿が動物の熊に似ているところからクマムシという名前がつけられました。
生物としての分類は人間が脊椎動物に属するのに対して、クマムシは緩歩動物に属します。
脊椎動物には哺乳類や爬虫類、魚類、鳥類などさらにたくさんの生物の「綱」が属しているのに対して、緩歩動物にはクマムシ類だけしかいません。
成長の過程で脱皮をします。
電子レンジでチンしても、液体窒素に入れても死なないという伝説がありますが、それはクマムシが「樽」と呼ばれる状態にある時だけ。
乾燥すると手足を縮めて丸っこくなった姿が「樽」みたいなので、こう呼ばれるようになりました。不死身伝説は多くの学者がさまざまな耐性実験をした結果なのですが、通常の状態のクマムシはエサがなければ餓死するし、お湯をかけても、針でつついても簡単に死んでしまいます。不死身伝説はあくまでも「樽」の状態の時のことです。
スタンプのモデルはカフェの屋上で捕まえたオニクマムシ(結構大きかったので、、、多分)です。
ゾウリムシも見たまま、名前がつけられています。
微生物の発見者であるオランダのレーウェンフックによって17世紀末に発見されました。
レーウェンフックはレーウェンフックの顕微鏡でも有名です。このレーウェンフックの顕微鏡は5月よりカフェのプチワークショップで作れるようになります。
ミジンコ。
学名:Daphnia pulex。
節足動物に属します。
DNAのサイズは小さいのに、たんぱく質を作る遺伝子は約3万900個と、これまでゲノムが解読された動物の中で最も多いという興味深い生物です。これはヒトよりも8000個も多いことになります。
見た目はこんなですが。
ミカヅキモ。
学名:Closterium。
接合藻の一種です。
その名のとおり、三日月のような形をしているためにこの名前が付けられました。
有性生殖と無性生殖の両方を行う単細胞生物で、
無性生殖の場合はちょうど真ん中のところで分裂して2つになります。
まあ、かなりマニアックな理科スタンプです(笑)