日本名としてシャタック石やシャッタック石と表記される場合もありますが多くは英名をそのままカタカナで書いた「シャッターカイト」「シャッタカイト」。
名前は原産地のアリゾナ州ビスビートのShattuck鉱山から。
その後、各地の銅の鉱床の酸化帯からも見つかっています。
ただ、銅を主成分とする鉱物は多数あり、類似組成の鉱物とはなかなか肉眼では見分けられません。
(見分ける場合はX線粉末回析などをするようです)
A
B
C
セール販売なので、だいたい同じ大きさで3ランクに分けました。
標本によっては翠色の結晶と共存しています。シャッターカイトは孔雀石やコニカルコ石などと共存している標本が多いのですが、青色の部分がシャッターカイト。
球形になっている結晶部分を割ると、放射状になっている結晶が観察できます(すでに割れて中が露出している部分もありますので、そこで観察できます)。
今回の標本は、Kaokoveld Plateau, Namibia
ナミビアではこの産地のほか、もう少し北西海側に進んだ、Mesopotamia Copper Valley,Khorixasなどでも産出されています。