コールマン石。
水を含む(びしょびしょの水でなく、化学組成としての水)硼酸とカルシウムから成る鉱物です。
アメリカでは硼素産業のボラックスの原料として、この鉱物を使っていました。それが地元の鉱物学者ヘンリー・ハンクスによって新種の鉱物であるとされて硼素産業の創始者ウィリアム・コールマンにちなみコールマン石と名付けました。1883年のことです。
今までみかけたコールマン石は、安い水晶群晶のようだったり、方解石みたいだったりして魅力的ではなかったのですが、今回の標本は、コールマン石特有のとがった結晶と、きらきらした感じがとても美しかったので入荷することにしました。
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