ミニチュア蝶標本。
針も細く繊細なので、パッケージを悩みましたが、アルミケースに固定剤で留めることにしました。
幼い頃、図鑑が好きで(まだ虫が苦手ではなかった)、子供用の大きなものではなく、鳥、蝶、星座、飛行機、、、など比較的ジャンルをしぼったハンディーサイズの大人用のものをいくつか持っていました。
鳥と蝶に関しては、「ルリタテハ(蝶)」「オオルリ(鳥)」「アオアズマヤドリ(鳥)」「カワセミ(鳥)」など、お気に入りのものはすべて青いことに、今さらながら気づきました。
その中でもモルフォ蝶の青が一番きれいだと思っていて、今回は、白い標本箱に一番映えることを考えて採用しました。
Menelaus(メネラウス)
モルフォ蝶といって一番ポピュラーな種類だと思います。
今回の下の写真で右にあるもの。
Cypris(キプリス)
前回のブログ記事で、これがヘレナじゃないかとメールをいただきました。
今回の下の写真で真ん中にあるものです。
よく似ていて、ヘレナ(Helena)のほうが有名なのかもしれないのですが、ヘレナよりも青色が鮮やかで濃く(個体差はあります)、後翅にヘレナにはない白い細い線があるのが特徴です。
Godarti(ゴダルティ)
目の覚めるような青色、というイメージのあるモルフォ蝶の中で、他の種類に比べて色が薄く、確度によってピンク色を帯びたように見える種類です。
今回の下の写真で左にあるもの。
Rhetenor Cacica(レテノール カキカ)
メネラウスと並べると、メネラウスが翠がかった青色に見えます。
インクを作る時、ぎりぎりまで赤色の分量を増やすとこんな青になります。
後翅にグレーの縁があるため、流線型に見えるのがまたカッコいいモルフォ蝶です。
今回の上の写真では、一番上の段の右と一番下の段の真ん中のものです。
時間ができたらペルセウスやデディウスも作ってみたいと思いますが、今回はこの4種類。