ドールショーに持っていくためのミニチュアインシュレーターが届きました。
今回は透明なものが中心です。
前回入荷した際の記事はこちら。 >>インシュレーター緊急追加輸入分(2010.03.17)
鳩山郁子さんの漫画『ミカセ』を読んでから、実際の碍子を見ると、
「思ってたよりも大きくて重いんですね」
と、おっしゃる方が多いのですが、『ミカセ』でもよく見ると登場人物とスケールは合っています。パット(主人公の少年)の寝室のイラストでは、ベッドと並べておかれた本棚にはインシュレーターがぎっしり。すべて棚一段の高さのほとんどを占めているので、ここに登場しているインシュレーターは一般的なサイズのものだと思われます。
でも、イメージでは「小さい」というのには、日本の「碍子」は海外の硝子碍子に比べて小ぶりであることや、木製の電柱の上にいくつも取り付けられているものなのだから、きっともっと小さいのだろうという先入観……でしょうか。
わたしも、もともと小さいモノが好きなので、大きな(普通のサイズの)碍子を見て、これのミニチュアがあったらいいのになあと思っていました。そしたら、本当にあったのが、これ。
もちろん実用ではありません。
ミニチュアには2種類あって、これは販促用に作られたものです。硝子碍子会社が販促用に小さな碍子の玩具を作ったわけですので、時代的にも1900年代。高さ25mm程度の小さな碍子(のミニチュア)です。
もう一つのミニチュアはこれよりもやや大きく(と、いっても2~3mm程度ですが)セールスマン用だったそうです。現地価格で300~500ドルするので、もちろん買えないのですが。
きらら舎で輸入しているミニチュア碍子はHemingray社のものがほとんどで、CD154です。
みんな同じ形で色が異なっているのをずらりと並べるとかなり可愛いです。
今回はミルキーホワイトも加わりました。1つだけの入荷だったので非買としましたが、2つめを入手できたら販売します(上の写真の右上の白っぽいやつ)。
もう1つ、いまだに1つしか出会っていないものが、CD206 Castleのミニチュア。
6つ並んだ碍子の真ん中にある背の高いもの。
実物のCD206 Castleは Drip Pointsもあるのですが、ミニチュアはSB(Smooth base……底にぶつぶつがない)です。実物は700~800ドルもするので、ミニチュアで我慢。
ミニチュアはドールショウに持っていきます。
一緒に、リクエストの多かった紫やとっても安い「硝子碍子初心者用」(きらら舎で勝手にそう命名しているだけです)も入荷しました。きらら舎へは週末の月光幻燈會が終了後、撮影してアップします(その前に店頭で販売します)。