6月のカフェイベント『ルーチカ教材部』に間に合わなかった「コマセット」。
ようやく入荷しました。
この時期なので、本物の夏休み用教材になりそうですが。
★ ベンハムのコマ その1・その2
白黒模様ですが、回すと淡く色が見えます。
「赤・青・緑」の色を感じる神経細胞の反応時間の差により、「存在しない色」が見えてしまうものです。
19世紀末、ベンハムという人がデザインして、イギリスで販売されたもので、回転中に速さが変わり、それによって見える色や位置が変化します。
★ 大魔王のコマ
ベンハムのコマの一種ですが、蛍光灯の下で回すと色が見えます。
ベンハムのコマは見える色に個人差があったり、写真で撮影しても肉眼で見たときのような「色」は写りませんが、大魔王のコマでは写真にも写すことができます。
つまり、このコマを回して見える色は目の錯覚ではないということになります。
このコマを回して色が見える本当の理由はまだ解明されていないのですが、蛍光灯の発する光の波長に含まれる色と蛍光灯特有の「点滅」、それとコマの回転によって、コマの白い部分が蛍光灯の光を反射するタイミングに原因がありそうです。
★ ニュートンの7色コマ
光を混ぜると限りなく白色に近づきます。
このコマも回転によって各色が残像となって残り混ざってしまうため、回転させると灰色に見えます。
★ モーフィングゴマ
このコマを回転させて、それを30秒見続けます。
その後、自分の手のひらを見ると……。
「滝の錯視」(運動残像)と呼ばれるものです。
★ 円が出現するコマ
これは回転させると円盤の外側と内側の回転速度の差により、円盤の内側だけに黒い輪が見えるというもの。
★ 偏心ゴマ
わざと図柄をずらして描かれていますが、これを回転させると模様の中心とコマの回転の中心がずれているため、円盤の中で何かがくるくると回っているように見えます。
カフェにも置いてありますので、ご来店の際にはお試しください。