ドイツ語本の頁片 | 天氣後報

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東京の隅っこにある小さなカフェ周辺の人・事・モノ

紙魚だらけのドイツ語で書かれた本を解体しました。

著者はAdolf Dyroff。ドイツの哲学者です。


Asthetik des tatigen Geistes という題名。Asthetikが美学。Geistesは魂とか精神とかそんな感じ。

所有者の名前と購入年が書かれていて、1956年のもののようです。



天氣後報-ドイツ語教本の頁片

かなり紙魚があります。

カフェ紙を作る時に、紙魚を付け過ぎてわざとらしくなってしまったものがありましたが、これはそれ以上です。



天氣後報-ドイツ語教本の頁片

印刷は活版印刷で糸綴じされています。



天氣後報-ドイツ語教本の頁片

何かの授業で使われていたのでしょう。ところどころアンダーラインがひかれています。



天氣後報-ドイツ語教本の頁片

頁によって紙の焼け具合が異なりますが、やはりカフェ紙には真似できない「時」が染めた色合いです。