ルーチカのこと | 天氣後報

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東京の隅っこにある小さなカフェ周辺の人・事・モノ

新しくカテゴリー「ルーチカ」を設けたので、ルーチカについて書いておきます。


天氣後報-ルーチカ


ルーチカ http://stelklara.net/ruchka/


ルーチカは我楽多倶楽部のTOKOさんと2006年の春に立ち上げたユニットです。

その頃、TOKOさんはすでにオリジナルなステーショナリーや漫画を描いて活動していました。わたしは、主に鉱物標本をきらら舎なりの仕様で販売したり、理科っぽいアイテムや豆本などを仕入れたり、作ったりして本業の合間に販売していました。


いろいろな話をしているうちに趣向が似ていることが判明し、特に、「実体験ではない『学校』とか『寄宿舎』に関するアイテムや、背景が好きだ」というところで盛り上がりました。

ラブリーじゃなくって、ファンシーでもなくって、洗練されたカッコイイデザインでもなく、「定番」という言葉が相応しいようなちょっと懐かしい文房具に、自分たちのスパイスを加えたものを同じテーマで作ってみよう……と思ったのが発足のきっかけです。


それでもお互いに本業を持ち、毎日をバタバタと過ごしている中で新しいことを始めるには、何か定期的なイベントを開催しないと自然消滅してしまうだろうと、年に数回ルーチカカフェを開催することを決めました。

そして、できれば年に1回は、その年のメインテーマで開催したルーチカカフェに合わせたイベントのパンフレット兼カタログみたいなものを作ろうと、作り始めたのが『ルーチカ手帖』です。


一番最初に一緒に参加した豆本イベント「まめまつり」で、『ルーチカ手帖の手引き』を無料配布しました。

(内容はルーチカWEBサイト にて公開しています)


天氣後報-ルーチカ手帖の手引き

その翌月に 『 Stamp! Stamp!! Stamp!!! 』 というルーチカカフェを開催しました。

切手、ゴム印などをいろいろ作りました。


その年の秋には、 『惑星巡回寫眞展』(ルーチカ手帖はVol.2)にて天文と写真に関するアイテムを作りました。


その後ルーチカ手帖を作らないルーチカカフェを何度か開催した後、2007年秋に銀座の月光荘で周辺の創作活動をしている知人友人を招待した『気持ちを贈る100の脇役』と題したイベントを開催しました』(ルーチカ手帖 はVol.3)。

この時にステルクララ(http://stelklara.net) が出来ました。

ステルクララは2人が憧れていた 白い壁と白い道の街で、森や丘や海辺があって、中央広場では手回しオルガン弾きがいて、古い外国映画に出てくるような学校と寄宿舎があって……きらら舎の鉱物カテゴリー「第壱標本室」は『グリン鉱物店』となり、マーブルカテゴリー「球体研究室」は球体研究所となり、我楽多倶楽部は5人の少年になり、ステルクララの街で遊ぶことにしました。


翌年、本業だったWEB制作や専門学校の講師などの仕事をやめ、きらら舎とカフェイベントの生活となり、年のテーマを「豆本」にして ルーチカカフェ『PYBRA』(ルーチカ手帖はVol.4)を開催しました。実際には豆本よりも豆標本やミニスコープなどに走ってしまったのですが……(そのミニスコープから木枯らしのエチュードが生まれました)。


そして、今年。

2月にはステルクララの街のイメージの素ともなったイタリアのオストゥーニのスライドショーなどを盛り込んだルーチカカフェを開催しました。


天氣後報-ルーチカカフェ#6

この時の写真をTOKOさんがステルクララのWEBサイトにあるマップに盛り込んでくれました。

http://stelklara.net/map/index.html


その後、ルーチカカフェ#7 『保健室』を経て、11月7日・8日(土・日)には ルーチカカフェ#8 『ルーチカ郵便舎』を開催します。

このイベントに合わせたルーチカ手帖はVol.5 となります(発売中です)。


一番最初のルーチカカフェが手探り状態で、切手やスタンプの何に惹かれていたのかわからないまま開催してしまい、ようやく、今、「郵便に関するモノ」が好きだったんだよ!と気づいたため、あらためてテーマのぶれをなくしての開催です。


我楽多倶楽部、きらら舎、ルーチカ、ステルクララ、、、、、は、こんな関係でつながっています。



手帖 Vol.05 『ルーチカ郵便舎』