シーリングスタンプヘッドのご予約もあったのに、到着が遅れていたルビナート社のシーリングスタンプとワックスがようやく入荷しました。
ワックスに関しては、ご要望が多かったので、個人的によく使う、金・銀・ボルドーの3色を販売予定です。
販売前に、使い方を紹介しておきます。
シーリングスタンプとは、昔の手紙などの封に使われた封蝋のことです。
きらら舎で現在扱っているのはイタリアルビナート社製のもので、他のメーカーのものより硬いのが特徴です。
蝋燭のような芯が入っているものがありますが、あれだと煤(スス)が混じることが多いので、割って使うタイプのものです。
ハサミやカッターで適当に切ります。切るというより割る、、、って感じです。
これをスプーンに入れて溶かします。
スプーンは専用のものも販売されていますが、わたしは100円均一で売っている計量スプーンの先をペンチで細くしたものを使っています。使い込んでいるので、ちょっと汚いですが………
これに割ったワックスを入れて融かします。
専用のアルコールランプもありますが、理科用やサイフォン用のものでもOKですし、ガス台でも融かせます(垂れた時には、ガス台が汚れますが)。
融けたら捺したい場所に垂らします。あまり火にかけすぎると沸騰したり火がついたりしますのでご注意ください。
垂れた上からスタンプで捺します。
今回はこのスプーンがミニチュアインクのコルク用だったので、紙に捺したらちょっと足りなかったようです。
このスプーンは計量スプーンのSサイズ。現在きらら舎で販売しているミニサイズのアルファベットスタンプにちょうどいい量のワックスを融かせます。
直径20mmのスタンプヘッドには計量スプーンのMサイズが適しています。
ルビナート社製のワックスは硬いので、蝋をたらして、スタンプでぎゅっとして、すぐに持ち上げてもスタンプに蝋がこびりつくことはほとんどありません。ただし、ふにゃふにゃのもの(薄い紙の封筒など)に捺すと配送時に割れてしまう恐れがありますので、ご注意ください。
カフェにはホットガンで使えるシーリングワックスを用意してあります。
これだと冷めてもゴムのように弾力があり、手紙に捺して投函しても割れる心配がありません。
ただし、十分冷める前にスタンプヘッドを持ち上げるとヘッドにワックスがこびり付いてしまいます。
また、カフェでは捺したところに色を付けるワックス用スタンプパッドなどもありますので、ご利用ください。