スタンプカーニバルに向けて「スノーチューブ」を作り始めました。
密封された中空で透明な容器の中に、何かか閉じ込められているものが好きで、それはたとえばスノードームだったりカプセルだったりします。
そんなモノで用途不明なものがずいぶん前から机のペン立てにこっそり居座っているのです。
我が家にはいまだに謄写版の印刷道具があって、それを使うことは当分ないとは思うのですが、関連グッズを見つけるととりあえず購入しておこうと思っています。
そんな流れで「鉄筆」として販売されていたもの。でも、どう見ても鉄ではないですね。
中空のペン型硝子の中に宣伝コピーが書かれた紙がペロリと入っているものです。
アナログな版下制作などに使われる転写シールを紙に写すのに使ったのかな、、、、と思います。
でも、一応購入したまま、その風情が好きでペン立てに居座わらせているというわけです。
これとスノードームを眺めていたら、現在ミニチュア試験管として作っている小さな石の結晶や欠片をスノードームみたいにして首から提げられたらいいなあ、なんて思いたちました。
長さ5cmの硝子製試験管に細い試験管を入れました。
中の試験管にはメッセージを書いた紙を入れることができます。
最終的にはカフェ紙(※)に活版活字でメッセージを捺したものを入れられるようにしたいと思っていますが、とりあえず試作なので、古い英文の本のページを1行切り取って入れてみました。期せずして「DNA」なんて単語があってちょっと嬉しいのですが。
ミントキャンディーみたいな蛍光蛍石と濃い青色の燐灰石、オーストラリアの青く輝くオパールの欠片を入れて、蛍光砂の粒をスノードームの雪代わりに散らしてみました。
蛍光
蓄光
蛍光砂の粒が水の中ではすぐに沈んでしまうので、明日、オイルで試してみる予定。
あるいはもっと細かい蛍光砂を使うとか。
スタンプカーニバルまでには完成予定です。
※
現在、カフェ紙も製作中です。これもスタンプカーニバルと11月のルーチカカフェ『ルーチカ郵便舎』に向けたもの。古い紙モノのコレクションはたくさんあるのですが、ほとんどが一枚限り。そこでそれらのデザインをモチーフにして印刷物を作り、カフェにある珈琲や紅茶や香草でベースの古色を染め、紙魚を作ってオーブンで時代を経た紙風に仕上げたもの。カモマイルやレモンバーム、ミントはどはいいのですが、珈琲やたんぽぽ珈琲、リンデンは染色に使うとちょっと臭いので、ユーカリや白油を加えたりして、最近は実験三昧な日々です。