KentStudioより、追加の標本箱を受け取ったので、早速「夏の日の記憶」セットを作りました。
季節は、たとえば真夏に気温が上がらなくても残暑が長かったり、暖冬でも櫻の季節に花冷えが激しかったりと、「帳尻」を合わせてくることが多かったので、冷夏といわれる今年は、きっとだらだらと夏の香りが残るだろう……などと勝手に決め込んでいたのですが、二十四節気白露を迎えてさらに、秋めいてきてしまいました。
大急ぎで、夏の想い出を標本に仕立ててみたいと思います。
1970年発行のアメリカメイン州150周年記念の切手を背景に、更新世の巻貝化石(エジプト)と、海の青の結晶のようなモロッコ産藍銅鉱の欠片、藍銅鉱と同じ色のシーグラス、星砂を配置しました。
お届け時にはミニチュア試験管に栓をして、巻貝化石、シーグラス、星砂をすべてばらばらにして梱包します。
また、化石の元ラベル(エジプト人の手書き)と固定剤も同封します。
暗くなると灯台とその建物にライトが灯ります。
……本当はブラックライト照射で蛍光するようにしました。
絵の部分に通常入る数字はなく、右に6セントと書かれています。きっと絵を重要視しているのだと思います。
それなのに、こんないたずら書きをくわえてしまいました。
シーグラスにも蛍光塗料を塗布しています。
藍銅鉱の代わりに蛍光砂や、シーグラスの代わりに蛍光石などを配置しても楽しいと思います。
また、何より、小さな夏の想い出を一緒にしまってもらえたらいいなあと思いつつ……