思い返せば幼い頃から「ミニチュア」なものが好きでした。
弟のミニカーから始まり、小さなボンボン、グリコのおまけ、赤ちゃん用の玩具や靴下、紙石鹸、お手紙セット(A8くらいの本物そっくりの官製はがきなどのセット)、腕浮き輪(腕にする浮き輪というものなのですが、大きなドーナッツくらいで、当時30円ほどでした)……・。
ただ、ドールハウスサイズ(1/12)でもなく、今思えば、「小さくても開く引き出しのついたたんす」や「ドアやボンネットがちゃんと開くミニカー」、「ページがめくれる豆本」、「見える万華鏡」、、、、、、そんなものを求めていました。
そんな中から必然的に生まれたのが、このミニチュア試験管入りの鉱物標本です。
これはイギリス産の蛍石。
ハンマーで粉砕したのではなく、標本結晶を一つ一つ、劈開に合わせて割っていったものです。
自然光の下でも自然光に含まれる紫外線で青っぽく蛍光しています。夜、電燈の下ではもう少し緑色です。
蛍光するので、
ブラックライトでこんな風に青く蛍光します。