もともと、「道具箱」の依頼があって製作したもので、依頼では蓋は蝶番で開き、小さな留め金が付いたものでした。
その際に同時に3つ、作りました。
一つは依頼内容そのままのもの。
もう一つは、その依頼のものにヒンジをつけたもの。蝶番だけの依頼品だと蓋はマックスに開いているか閉じているかになり、使用する人によってはバン!と閉めてしまうかもしれないのでつけました。
もう一つは蝶番ではなく、蓋が別になっているもの。
蝶番がついたものは、見た目的にオシャレですが、恐らく、このタイプが一番機能的なのではないかと思い、この仕様での受注を開始しました。
蓋を開く(はずす)と上段トレイがで出てきます。
トレイは半分に分かれていて、片方にはペンなどの長いものを入れられるように。半分には可動式の仕切りをつけました。
仕切りはこんな風に位置を変えられます。
見本をカフェに置いておき、お客さまからご意見をいただいてみたところ、
この溝の位置や仕切りの数を「自分の好きなようにできればいいのに」という声が多くありました。
上段トレイは真ん中の仕切りあたりを持って引き上げると、スッと外すことができます。
一番最初の依頼では、ここには便箋やカードなどの紙モノを入れるとのことでした。
もしかしたら、ここにも厚みのあるものを入れるかもしれないし、上段トレイにもタッパのあるものを入れるかもしれない……そこで。
受注では上段トレイの真ん中仕切りの位置、片側仕切りの位置や数の希望を反映させるようにしました。
また、この道具箱は深さが40mmなのですが、もう少し深いものも選べて、上段トレイの深さの希望も反映できるようにしました。