これも木枯らしのエチュードの仲間です。
ただし、歯車ではなく部品は「発条(ゼンマイ)」がメイン。
個人的には絶対に合わせない色を合わせてみました。
腕時計の発条は顕微鏡で見た水中の微生物のようで、シルエットにはならないほど薄く、繊細で小さな螺旋です。
本当はスコープを回すたびに、ゼンマイも微動するものを最初に作ったのですが、発条の微動を確保するために他のものはほとんど入れることができません。結果的にあまり楽しい模様にはならないので、思い切ってこんなものになりました。
透明の硝子粒に発条の影が映りこんで、細い波模様を作りました。
また、ある瞬間には鉱石欠片の隙間から背後の発条が透けて見えます。
2ミラーで作りました。