次回の、そして今年最後のイベントまでに若干時間があるので、作業場の片付けを始めました。
次回イベント用に制作するものも多いので、先に片付けておいて作業効率を上げようということで始めたのですが、活字棚(鉄製で、活字が入った活字ケースが立てて並べられている)から始めてしまったので、全く進みません。
先日の鉱石カフェに来てくださったOさんに半ば押し付けるように活字をいくつか引き取っていただいたのですが
それでも、活字拾いイベントからばらばらになってしまっている活字をまず整頓しないことには必要な活字を見つけることもできない感じです。
そこで、完全整頓をあきらめ、拾えた活字からアップしていくことにしました。
版面が金色なのはクロームメッキがされているためです。
活字の中にはこのように強度を増すための加工がしてあったり、真鍮で造られているものもあります。
メッキしてしまうとやや文字が太くなります。この書体は部分的に細く、しかもサイズが大きいので版面保護のために強化メッキされたのでしょう。
また、スクリプト体と呼ばれる手書きフォントもメッキされたようですが、これも活字の本体から版面がはみ出している珍しい活字です(一応ベニスライトの箱に入っていましたがスクリプト体の仲間でもありそうです)。
真鍮の活字もあるので、拾えたら紹介しますが、主に箔押しに使用されていたそうです。