活版印刷の優れもの | 天氣後報

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本日、きらら舎活版印刷室にレアなアイテムをアップしました。



きらら舎活版印刷室


きらら舎活版印刷室

真鍮製で、中が空洞になっています。

そこに活字を差込むと丸付き文字の出来上がり!というわけ。


最初は中の穴が丸かったそうです。でも、丸い穴に四角いものを入れても、手作りなので微妙にゆるい場合があり、そういう時は回ってしまって困ったため、このようにぴったり四角の穴になったそうです。

よく、古い文選箱にマジックで○が書かれていますが、あれは、機械にぴたりとはまる目印だったそうです。つまり、手作りなので微妙にサイズが異なり、モノによっては機械にはまらないものがあったわけです。

現代では不良品として返品されるのでしょうが、活版印刷隆盛の時代は、悠長だったのだなあと思います。


さて、活字につける枠ですが、丸い線と丸い点線の2種類があります。


錨マーク活字を入れて捺してみました。


kirara

なかなかいい感じです。

大きなサイズもあるので、封蝋に使えたらいいなあと思っています。

まずは、豆本に使ってみたいと思います♪