
時計草の種。蒔き時期が2月なのでそろそろ販売することにしました。今年のパッケージは日時計にしてみました。
このパッケージ自体、ミニミニ日時計なのですが、「実際に使うには小さいです」と書いておいたところ、大きいサイズのものを送って欲しいというメールが届き、ちょうどいいお天氣だったので、早速作ってみました。
時計草の種のパッケージで作るミニミニ日時計はノーモン(gnomon ※)も同じ紙なので、台紙に立てるとせっかくの時計草の図が隠れてしまうため、実際に使うための日時計ではトレベで制作しました。
日時計の起源は古代バビロニアと言われていて日晷儀(にっきぎ)とか晷針などという呼び方もあります。
もちろん、機械仕掛けの「時計」が発明されてから衰退したものと考えられますが、単に機械に負けたというより、設置自体が面倒であったこと、晴天の昼間しか使えないことが最大の理由でしょう。
まず、日時計で完全に正確な時刻を知るためには、日時計の指針を正確に天の北極(南半球では天の南極)を向かせる必要があります。これには方位磁針を使用するわけですが。ただ、北を合わせるだけでは誤差が生じます。
その原因は地球と太陽の距離、地球の運動速度が一定でないためで、この補正の角度を「均時差」といいます。
なんて、難しい話はともかく、パソコンのモニタや携帯電話をみれば時間なんてすぐにわかるものを、わざわざ窓辺においた日時計で、「ああ、もうこんな時刻か」と思ってみるのも一興。
※ 文字盤をFACE、影を作る棒や山(三角の翼のようなもの)をGNOMONといいます。