青い岩塩 | 天氣後報

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青い岩塩 日本人の中高年者に高血圧の人が多いのは、食塩のせいだという説があります。
その昔に、煙草と食塩を売っていた専○○社さんは、本当に国民の健康を考えていたのか!と言いたくなりますが、そんな説が流れ始めてから、ミネラル塩が流行りだしました。


シシリア島の塩はパスタを茹でるのに合いそうだし、伯方の塩は漬物によさそうです。

実際に舐めてみると、たかが塩でも味が違うので面白いです。

そんな中で、我が家の晩酌の塩(塩でお酒を呑んでいるわけではなく、たとえば銀杏とか、枝豆とか、山菜の天ぷらとか、酒のつまみをいただく際に、直に塩を口に入れるような場合)はもっぱらアンデスの紅塩と呼ばれる岩塩です。

ただし、岩塩の色は一つの岩塩鉱山でも場所によって異なっているので、一概にその地方で採れる岩塩はこの色だとは決めつけることはできませんが、とりあえず、商標として「アンデスの天然岩塩」です。

塩の色は無色透明です。塩化ナトリウム(NaCl)なので。。。。

同様に岩塩も、純度の高いものは透明なので、アンデスの紅塩の赤い色は含まれる塩以外の成分つまり不純物ということになり、実際には鉄分です。

最近、きらら舎 にポーランドの青い岩塩が入荷しました。氷砂糖に青いインクを垂らしたようなその石。なめてみようとした時、
「自然界の結晶で、青っていえば硫酸銅だよなあ。似てるよねえ。」と、いう声。

青い岩塩は「岩塩業界(?)」では珍しく、本当は、この色の原因はまだ不明なことも多いのです。主流の意見としては、青い物質の混入によるものではなく、結晶構造の歪みによるらしいというものです。

つまりは、空や海の青と同じか~~。

青色は銅によるものではないと思いながらも、もったいないので、なめるのはやめておきました。