
先日(4/24.25)にcafeSAYA で併催したミニイベント『豆本図書館』に出す豆本とセット売りをしようとしてキューブレンズを仕入れました。
が。間違って、来月注文予定だったプリズムが先に届いてしまい、途方に暮れて遊んでいる写真です。
これは90度屈折プリズム。双眼鏡用のものだそうです。
太陽に向けていろいろ角度を変えていると、白い光の影(光なのに影という表現もおかしいのですけど)ができます。ちょうどスポットライトのような感じ。
これをそのまま見失わないようにして、角度を調節すると、やがて、白い光の縁が赤くなります。
そのまま角度を変えていくと赤の反対側に緑青が生まれてきます。
その次に赤と白の隙間が黄色く染まり。
緑から青が生まれます。
だいたい、この辺で無茶をして全ての色を失ってただの白い光だけになってしまいますが、この写真は上手い具合に青から紫が生まれた瞬間です。
虹の色といえば、赤・橙・黄・緑・青・藍・紫 の7色です。でも、この認識は世界共通ではないそうです。
たとえば、英語圏では、赤・橙・黄・緑・青・紫の6色。
メキシコの原住民であるマヤ族は、黒・白・赤・ 黄・青の5色。
国によっては3色しかないところもあります。
ただ、こうして人工的にでも虹を作ってみると、虹の色をいくつ数えられるかは、その人の感性だなと思います。
そうそう、虹といえば、中国では虹には雄と雌があるそうです。雄は「主虹」のことで、虹(コウ)と呼ばれています。通常見えるものはすべて雄なのですが、虹はまれに2本架かることがあり、この主虹の外側に架かる「副虹」が雌の「霓(ゲイ)」です(虫へんに兒と書く時もあります)。
さて、そうなるとこの虹製造レンズから生まれた虹は一体どっちなんでしょうか。