WEB制作の副産物として、作ったサイトをどう運営していくか、さらにはWEBサイトを使ってどんなことをすれば売上げアップになるか、なんていうコンサルティングをしなくてはいけないことがよくあります。しかし、最近、最初からコンサルティング部分が大きく、おまけとしてWEB制作が付いて来た案件がありました。
とある小さな出版社(街から舎)がギャラリーをかねた事務所を目白にオープンするので、それの手伝いをするというお仕事です。とりあえず、目白の事務所にうかがうと、ブックギャラリー(になるところ)に、見た事のある本が置かれていました。うちの店(cafeSAYA)で扱っている、イラストレーター吉田稔美さんの『つづきのねこ』という黄色い小さな絵本です。
聞けば、中野にあるミニコミ書店の店長が持ち込んだとのこと。
その人には、街から舎が主宰するタウン誌にブックレビューを書いてもらっているそうで、『つづきのねこ』は次号の「ネタ」なのだということでした。そんな説明をしながら街から舎の代表である本間さんが見せてくれた号には、古い知合いの女性の写真が掲載されていました。
中野のミニコミ書店の店長とは、中野ブロードウエイセンターにある、《タコシェ》の店長 中山亜弓さんだったのでした。懐かしくなったので早速タコシェをネットで検索してみました。中山さんとはガロ系な世界をたゆたっていた時期の知合いで、彼女が蒐める本といえば、絶対にそういう毛色のものだと決めつけていたところ、なんと、彼女の店《タコシェ》でちょうど開催されていたのは「鳩山郁子さんの原画展とグッズフェア」でした。
鳩山郁子さんといえば、小説家長野まゆみさんの天球儀文庫シリーズ(作品社)で挿絵を描いた方。何だか不思議な縁を感じたのでした。
タコシェ → http://www.tacoche.com/
cafeSAYA → http://www.sayanet.com/