今日はちょっとコロナから話をずらします。
先日、ある患者さんがなくなりました。
膵臓癌。
医療者でも、もっとも進行が早すぎて「ヤバい」と言われる種類のがんです。
年齢などの詳細は言えませんが、まだお若い方。
病気が分かって、1ヶ月も持たなかった・・・
黄色い顔で、ダルすぎて体が起こせない状態でも
「がんばるから。もう一度家に帰る。友達に会うんだ。」
そう言っては、退院や外泊の希望を捨てずにいたんです・・・
でも叶わなかった・・・
最後まで、本当に頑張ってた。
コロナの影響で、病院は基本的に面会禁止なので、会いたい家族にも会えず。
友達はなおさら、最後まで会うことは叶いませんでした。
孤独に戦って頑張ってた・・・
そんな些細な希望を叶えてあげたかった・・・
1度でも家に帰れるように何か出来なかったかな。
「1度元気な時に、外泊を調整してもいいですか?」
ってカンファレンスで声をかけなかった自分が情けない。
コロナが大変な状況でも、孤独に戦っている患者さんはたくさんいます。
そんな方にも目を向けて、自分に出来ること探し続けます。