子育てをする中で最も気にしていた…と言うよりも、今も気にしているのが、バセドウ病の遺伝です。
我が家の場合、二人とも女の子なので、遺伝する可能性は高いと思うからです。
バセドウ病は、女性の有病率が男性の3から5倍だからです。
これまで、私がバセドウ病と判明し、お薬による治療を終えるまでの経緯をまとめてきましたが、読んでいただいてお分かりにの通り、私の病気は妊娠、出産とともにありました。
ちょうど20〜30代が好発年齢なのでそうなることが多いのかもしれませんが、そのせいで娘たちの身体に何らかの影響があったかもしれない…と考えることは何度がありました。
例えば、長女には生まれつき副耳がありました。
とても小さなものだったので、赤ちゃんの時に自分で掻いているうちに取れてしまったのですが、その副耳の原因すらも、私の病気のせいではないかと考えてしまうこともありました。
副耳は1000人に15人くらいの確率で生じる奇形らしいので、珍しいものではないらしいのですが…
https://jsprs.or.jp/general/disease/umaretsuki/mimi/fukuji.html
また、長女は、生まれた時は平均的な身長と体重でしたが、呑気者の割に音に反応しやすく落ち着きのない子で、ある程度お腹が満足すると食事をやめてしまう傾向があり、そのせいか、検診では、いつも平均的な成長曲線の底辺付近にいました。
身長は今でも150cmくらいです。
夫も私も身長は低い方ではなく、むしろ平均よりも高い方なので、「誰に似たのかなぁ…」とは思います。
私の母が152、3cm程なので、隔世遺伝かもしれません。
母は長女に会う度に、低身長は自分のせいだと言ってわびます…
成長するにつれて「これは長女の個性だ」と思えるようになりましたが、今でも健康診断で何かが引っかかったりすると、「バセドウ病を発症しているのではないか」と反射的に思います。
なぜか長女は尿検査で引っかかることが多く、心電図検査でも毎回引っかかるんですよね。
再検査では「異状なし」なのですが…
そのような「警戒心」は、ごく軽いうちに病気を察知して早期に治療に入れるようにするためには重要だと思いますが、必要以上の心配や不安は必要なかったな…と感じます。
そもそも、長女の落ち着きのなさは夫譲りですし…
でも、音に敏感だからこそ、絶対音感が身についたわけですし、身長が低いからこそ高いソプラノが出るのかもしれませんし…
長所も短所も表裏一体ですね
これから、長女も次女もバセドウ病の好発年齢に入っていきます。
発症するかどうかは分かりませんし、他の病気を発症する可能性だってあります。
どちらにしても、日頃から健康に気をつけて生活していくことは大切ですよね。
私は、「一病息災」を座右の銘にして、この先も頑張りすぎずに健康で生き続けたいと思っています。