E127系0番代はJR東日本で1995年から走っている車両で209系ベースの車両である。0番代は12編成が増備されたが2013年「越後ときめき鉄道」へ10編成が譲渡されたため、2編成となりその2編成も2022年3月から休車(E129系へ置き換え)となっている。そして最近、その2編成が南部支線に転属するのではないか?という噂が流布されています。今回はそれについて考えていきましょう。

南武支線の現状

南武支線は、浜川崎〜尻手間を結ぶ小さな路線で現在は2002年に山手線などの205系を先頭車化改造した「205系1000番代」が活躍している。客が少ないため2両/ワンマンで編成数も3編成だけなっている。
205系1000番代も劣化(車内だけきれい)が進み、近年では故障も発生している。そのため早期の車両交換が必須となっている。

なぜE127系!?

最近まで「E131系」の投入の方が有力視されていた。E131系を導入すると30年ほどは置き換える必要がないし、ワンマン機器もつけたまま落成し、車内環境なども整えられると言うメリットがある。だが昨今の半導体不足によってE131系を導入することは難しい、、と考えられる様になった。
ちょうどその頃E127系0番代は運用離脱しニートレイン化していた。そこにみんなが着目したのだ。

メリット/デメリット

☆メリット☆
E127系は3ドアでワンマン機器が揃っていて2両×2があった。 
ドア数は3ドアのため、現役の205系(4扉)と違いが生まれてしまうこととなった。だが南部支線には幸いホームドア設置予定がないためここはクリア。
ワンマン機器などは、もともと新潟地区で活躍していたため備わっていた。これは南部支線に入れる時の必需品だ。運賃箱が設置されているが南部支線には必要ないため撤去するであろう。
また編成数も2両のため最高に合っている。2編成→後述します!
また、機器更新も、5年くらい前にやっているため、床下はE233レベルです。そして南武線もE233なので中原電車区で整備する際、楽になります。
デメリット
過剰な設備があります。トイレ/貫通扉/電気連結器です。
トイレは最悪使用禁止にすれば良いだけです。また貫通扉/電気連結器も使わなければ良いだけです(使わなければ良いし撤去する必要もないwww)
また、南部支線の必要編成数は3編成ですがE127系は2編成です。この問題は以下の方法で消せます
・利用者も少なそうなため1運用減便する←と言っても3編成稼働は朝夕のみ。また、この方法は費用的にも有利です
・FV-E991系を旅客用にする。→この車両は水素試験のために登場したため客用設備は不要にも関わらず椅子やLED表示器などがついており客用化が容易にできそうです(客用設備あるのはこれ考えたのか??)
・205系と共通運用にする→3ドアか4ドアかを表示するシステムが必要

費用的には?

E131系を新造するより、E127系を連れてくる方が安い!
新造するなら、車体、画面、運転台、配線、、、、、など色々購入しますが、転属なら色変えと運賃箱撤去くらいで済むのでE127の方がコスパが良いと言えます。

まとめ

E131系よりもE127系を導入するメリットの方が高い。
 
上:FV-E991系(Wikipediaから)  2番目:205系1000番代(Wikipedia) 3番目:E127系0番代(Wikipedia)
4番目:鶴見線E127系想像図(Twitter)