二週間に一度という更新を目指していたのに、またあいてしまった。

 

私大受験が終わり、今日から国立が始まって、ようやく時間があいたところ。

あとは確定申告。

 

ここ数年の経験と、入試問題の傾向から、どんな勉強が必要で、どういう人が失敗しやすいかということを、たまに出していくことにしよう。

 

今回は英単語のダメな勉強を。

 

重要性は、どの受験生もわかっているはず。でもこれができない人が多い。

タイプとしては

・量が足りない人ー簡単な単語の本だけで終わっているタイプ

・英単語一つに訳が一つになっている人

・ダラダラ単語勉強を続けている人

・本だけでやって、長文で出てきたときのチェックが足りない人

・単語の本を何冊も使いすぎる人

 

当然、これが組み合わさると、もっとダメになっていきます。

量が足りないのに、長文で出てきた単語もおさえないとか。英単語の本は万能ではないです。もちろん、長文を文脈で考えられ、そのことによって単語が推測できる人もいます。ただ、それができる人はかなり少数。普通は、ある程度覚えていないとダメな人が多いのです。

また、英単語の複数の訳がなくても、文脈でアレンジできる人もいます。これも少数派。応用する力がない人は、ちゃんと量を増やしていかないといけません。英語ができない人に質問してみると、単語の訳が一つしか出てこなくて、そのために文章にうまく対応できなくて、文脈での応用に苦しむという感じの人がけっこういます。

 

ダラダラというのは、単語が弱い人に多いタイプです。大事なのはわかっていて、自分が弱いのもわかっている。だから単語の本をずっとやっているという感じ。でも、もっと期限を決めて短期間に覚えることをやって、それを何度も繰り返す方がいい。

ただ、高校1年生くらいまでは、少ない英単語をしっかりと覚えて進むという方法もあります。

高校2年生以降であれば、前者がいいとは思いますが、そうでなければ本人の向き不向きもあるかもしれません。

 

単語の本に関しては、どれがいいということよりは、使う時期が大事だと思います。最初からどっしりと分厚いものを与えても大丈夫な人もいるし、最初は薄くて単語の訳が一つしかないようなものから入った方がいい人もいるでしょう。

たとえばであって、この英単語の本を使えということではないですが、例がないと説明しにくいので、いくつか出しておきます。

 

ターゲットは、訳が一つしかないので、受験の最後までというのはどうかと思いますが、高校1年とか2年の最初の時期ならいいかも。これは語呂で覚える系の本にも言えるかもしれません。

単語王や鉄壁なんかは、分厚すぎて最初からはやる気が出ない人が多いでしょう。もちろん、その方がいいという人もいるので、避けすぎてもいけないかもしれません。

もし例文を覚えるタイプがよければ、Duoなんかがいいかもしれません。

 

どんな単語の本でも、すべての入試問題をカバーすることはできません。今、高校2年生の人は時間がないとは思いますが、そうでなければ一冊をしっかりやるのを早めにして、あとは長文をやる中で増やしていく方向でまずは考えましょう。